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《参加無料》サプライチェーン強靭化を国際海上輸送BCPから考察-国際物流混乱の先のSCM、物流とは?

国際物流強靭化

コロナ禍で大混乱した国際海上輸送ですが、現在、運賃等は平常化したと見られる中、地政学・政策・各種災害や労使問題等を中心にリスクは依然として存在し、その影響も出ています。
例:ロシア・ウクライナ紛争による原油・ガス等のエネルギー供給の圧迫、航空航路変更による輸送時間延伸や欧州、北米の西/東岸やカナダの港湾労使問題、スエズ運河座礁やパナマ運河干ばつ等による貨物の滞留等々

世界経済フォーラム発行の「グローバルリスク報告書 2023年版」でも、対立と地経学的な緊張が、相互に深く関わり合う一連のグローバルリスクを引き起こすとしています。
※「グローバルリスク報告書」は世界経済フォーラムのグローバル・リスク・イニシアチブの柱で、短期、中期、長期のグローバルリスクについてより大きな共通理解を促すことで、リスクに備えレジリエンスを身につけることをめざすもの。



このような状況下、「国際物流強靭化推進研究会」の一部メンバー等にご協力いただき、国際物流総合展 INNOVATION EXPO「ロジスティクスイノベーションフォーラム」にて、国際海上輸送BCPの事例(製造業とフォワダー)*1と最新行政施策の公表*2、これらを踏まえたサプライチェーン強靭化を国際海上輸送BCPの観点から考察します。
*1令和4年補正予算「国際物流の多元化・強靭化に向けた実証輸送」の実証事業の内、ブラザーインターナショナル様とセイノーロジックス様の北米向け輸送の取組です。
*2「新しい国際コンテナ戦略港湾政策の進め方検討委員会 中間とりまとめ」に関連した施策

《参加エントリー(事前登録の方は無料)はこちらから》

ご登壇いただくブラザーインターナショナル様が属するブラザーグループ様のサプライチェーンに対するビジネスモデルとリスク戦略について、同社『統合報告書2022』の概略を共有します。

同グループでは、サプライチェーンを価値伝達のプロセスとして、ブラザー・バリューチェーン・マネジメントをビジネスモデルと位置付け(図1)、この戦略実現のためのガバナンス体制として、リスク管理委員会の下に「サプライチェーンリスク委員会」を発足させています(図2、左下)。

図1:ブラザーグループにおける、価値創出のビジネスモデルとサプライチェーン(価値の伝達)

図2:価値創出のビジネスモデルとサプライチェーン(価値の伝達)を実現するガバナンス体制



そのうえで、調達から生産・販売・物流を一気通貫して、重要なリスクと対応策を公表、取組みを進めています(図3)。

図3:重要なリスクとその対応策

9/15当日は、上記の背景によるブラザーインターナショナル様ならびにセイノーロジックス様の国際海上輸送BCPの実証事業で明らかになった課題等を踏まえ、我が国産業界としてのサプライチェーン強靭化を国際海上輸送BCPの観点から考察します。
※実証事業の選定結果概要(国土交通省 総合政策局 国際物流室)

◆テーマ
 サプライチェーン強靭化を国際海上輸送BCPから考察~地政学的リスクや経済安全保障上のリスクを踏まえ~
◆日時
 2023年9月15日(金)13:00-14:00
◆会場
 東京ビックサイト
◆登壇者
 国土交通省
  港湾局港湾経済課港湾物流戦略室 室長 有本 彰男 氏
 ブラザーインターナショナル株式会社
  グローバルロジスティクス部 部長 増田 哲次 氏
 セイノーロジックス株式会社
  VOTAINER部 執行役員 今井 啓裕 氏
 コーディネータ:
 公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会
  JILS総合研究所 遠藤 直也
 ◆参加エントリー(事前登録の方は無料)はこちらから
◆定員
 400名(定員になり次第締切)


《関連情報》
・サプライチェーンの強靭化へ「GXの実現にも不可欠となる、DXに向けた投資の拡大・イノベーションの推進」-2023年版『ものづくり白書』
・ブラザー工業 佐々木社長インタビュー~機関誌『ロジスティクスシステム』2022年「秋号」
 ※閲覧はJILS会員限定
・国際物流強靭化推進研究会

文責:JILS総合研究所 遠藤直也

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