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2030年のロジスティクスのすがたを描くうえで考えなければならない社会環境の変化に、まず、さまざまな領域で“持続可能性”に対するより一層の配慮が求められることがあげられます。もうひとつの環境変化に、競争力のある産業の変化があげられます。このような環境変化にあわせて、ロジスティクスやサプライチェーンのかたちを変える必要があることは言を待ちません。本冊子は、第4次産業革命とも呼ばれる昨今の技術革新を活かした持続可能な社会を実現するために、2030年に向かって我々がこれから目指すべきロジスティクスのすがたを描くことを目的に制作しました。
「解説ロジスティクスコンセプト2030」は、「ロジスティクスコンセプト2030」の解説書です。本書では、『ロジスティクスコンセプト2030』を提唱する動機となった日本の現在の物流課題と時代背景に始まり、2030年のロジスティクスのあるべき姿とその社会実装に向けた7つの提言のポイントについて解説しています。