本文へスキップします。

【全】ヘッダーリンク
H1

会長挨拶

コンテンツ

遠藤信博

公益社団法人
日本ロジスティクスシステム協会

会 長 遠藤信博
(日本電気 株式会社 代表取締役会長)

ビジネスの世界において、企業がグローバルな競争に勝ち抜くためには、豊かな生活の実現に資する新しい価値の創造とともに、効率のよい生産活動と、原材料の調達から最終消費者に至る円滑な物資供給の同期化、すなわち、ロジスティクスの高度化が、非常に大きな経営課題となります。さらに、広く地球の環境問題に目を転じると、世界人口の増加、食糧の不足、エネルギーの枯渇等、人類は今、多くの深刻な問題に直面しています。この点においても、無駄なく、効率的に、生産と消費を結ぶロジスティクスが果たす役割は、極めて重要になってまいります。

現在、経済はグローバル化が進展し、個人の消費ニーズが多様化するなど、状況は刻一刻と変化をしています。さらに、物資の供給サイドにおいては、物流を担う労働力の不足、輸送効率の悪さ、小口配送など、深刻な問題を抱えています。また、需要サイドを考えた場合、海外をマーケットとしてとらえ、従来の工業製品のみならず、農産物等も積極的に需要を喚起しなければなりません。こうした経済環境をふまえつつ、社会全体としては、製造業、物流業、流通業、サービス業を核とする「造る」「運ぶ」「売る」を結ぶサプライチェーンのなかに、IoTやビックデータ、人工知能といった新しい技術を組み入れ、人やモノ、そして、それぞれのプロセスをつないで新しい価値を生み出す改革である、「バリューチェーン・イノベーション」を、力強く推進する必要があります。

私ども、日本ロジスティクスシステム協会(略称:JILS)は、1992年6月に、当時の通商産業省(現:経済産業省)・運輸省(現:国土交通省)の共管により、会員制度に支えられた、ロジスティクス・物流に関する公益社団法人として設立され、我が国産業の発展と国民生活の向上及び国際社会に寄与することを目的に、活動を続けて参りました。ロジスティクス・物流をめぐる現状を把握、課題を整理し、ロジスティクスのあるべき姿を示しつつ、さまざまな課題を解決するべく、調査研究、人材育成、展示会、普及振興等の事業領域において、ロジスティクスの高度化を推進しております。我が国の産業競争力強化のため、また、次世代が安心して暮らせる世界の実現のために、当協会の活動に参画をしていただき、会員の皆様と共に知恵を絞りながら、これからのロジスティクスのあるべき姿を実現して参りたいと考えております。