物流システム機器生産出荷統計
労働力不足が進むわが国において、高いサービスレベルの物流を低コストかつ高品質で実現し続けるためには、物流現場における自動化や機械化の促進が急務となっております。自動倉庫、台車、仕分機、コンベヤといった物流システム機器(マテハン機器)は、その中心的な役割を担っており、物流システム機器産業の健全な発展が求められております。公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(JILS)では、このような観点から物流システム機器の市場動向に関する定量的で継続性のある統計(マーケットデータ)を作成するため、標記の調査を実施しています。
「2023年度 物流システム機器生産出荷統計」の結果を公表しました。(PDF)2024年9月17日
※2024年9月24日付にて、以下の箇所の誤植修正を行っております。
【修正箇所】P.10 12行目
「2022年度 物流システム機器生産出荷統計」の結果を公表しました。(PDF)2023年9月1日
「2021年度 物流システム機器生産出荷統計」の結果を公表しました。(PDF)2022年9月1日
「2020年度 物流システム機器生産出荷統計」の結果を公表しました。(PDF)2021年9月1日
物流システム機器の種類
本調査では、下記であげた各々の機種につき、A売上件数、B基数、C総売上金額、D海外向金額を調査しています。
- パレット用自動倉庫 (ビル式・ユニット式)
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- 一般的にパレット積みされユニット化された荷を、多段高層の棚及びスタッカークレーン等を使用して自動的に搬入・搬送・搬出できる保管庫をいう。
- また、荷を直接ハンドリングするパレットレスのものも含む(ビール樽、新聞用紙など)。
- バケット用自動倉庫 (ユニット式)
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- 一般的に、通箱、バケット、カートンを単位としたものを対象とし、スタッカークレーンやシャトル等を使用して自動的に搬入・搬送・搬出できる保管庫をいう。
- 仕分け・ピッキング等の機能を有する保管庫も含む。
- 天井走行台車
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- 天井から吊下げられた軌道上を、内蔵または外付けの駆動で、キャリアまたは台車に積載した物品を搬送するシステム。
- 基数は、キャリアまたは台車の数量とする。
- 金額には、軌道・制御装置・安全網・サブ材を含む。
- 有軌道台車システム
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- 地上に設置された軌道上を、内蔵または外付けの駆動で、台車に積載した物品を搬送するシステム。
- 基数は台車の数量とする。
- 金額には軌道・制御装置・付属装置を含む。
- 無軌道台車システム (パレット) ※2020年度調査より 項目細分化
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- 各種センサーにより誘導される無人搬送台車のうち、パレットの積載が可能なもの。
- 基数は台車の数量とする。
- 金額には制御装置を含む。
- 無軌道台車システム (パレット以外) ※2020年度調査より 項目細分化
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- 各種センサーにより誘導される無人搬送台車のうち、パレット以外の積載が可能なもの。
- 基数は台車の数量とする。
- 金額には制御装置を含む。
- 仕分機
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- 自動にて荷の仕分けを行うもの。
- 構成範囲はインダクション部(誘導部、商品投入部)からソータ本体、仕分けシュートまで(リサークルラインはケース搬送用コンベヤとする)。 ※仕分け・ピッキング等の機能を有する保管庫は、 「3 バケット用自動倉庫」に含む。
- 基数は、台数とする。
- パレット搬送用コンベヤ
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- パレットを被搬送物とするコンベヤ。
- 対象範囲:パレットを搬送するコンベヤすべてを含む、及びコンベヤ本体を制御する本体制御を含む。
- ケース搬送用コンベヤ
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- バケット及びカートンケースを対象としたコンベヤ。 ただし、石炭、鉱石、泥等のバルクを搬送するものは除く。
- 対象範囲:ケースを搬送するコンベヤすべてを含む、及びコンベヤ本体を制御する本体制御を含む。
- ハンガー式コンベヤ
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- 天井から吊下げられた軌道上を、チェーンの牽引でハンガーに積載した物品を搬送するシステム。
- 対象範囲:物品を吊り下げて搬送するコンベヤで、本体・装置・制御全体を含む。
- 金額には、制御装置・安全網・サブ材を含む。
- デジタルピッキング 表示器
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- コンピュータの指示によりピッキングする品物の位置と数量を表示する装置。
- 対象範囲:表示器を取り付けている流動棚、中軽量棚、コンベヤは含まない。 ただし、回転棚に取り付けているピッキング表示器は回転棚に含む(バーチカル・ホリゾンタルともに)。
- 制御関係は本体制御を含み、指示するコンピュータはコンピュータに集計する。
- ピッキング台車
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- ピッキングする品物の位置と数量を表示する装置を取り付けているピッキング用の台車。
- 対象範囲:ピッキング台車本体及びコンソールと、付属する部品(充電器等)も含む。
- 回転棚 (垂直式・水平式)
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- 荷の軽重、制御レベルを問わない。垂直、水平両方式の回転する棚。
- 基数は、台数とする。
- 移動棚 (電動式・手動式)
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- 電動、手動にて移動する機構を備えた棚。
- 基数は、台数とする。
- 重量棚
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- パレット単位のユニットロードを格納する棚で、1棚あたりの重量が約500kgを超えるもの(ネスティングパレットを含む)。
- 中軽量棚
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- カートン単位、またはバケット単位などを格納する棚で、1棚あたりの重量が約500kg以下のもの。
- 流動棚
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- カートン単位またはバケット単位のものを、傾斜の付いた棚に置き、前面での取り出しを容易にさせたもの。
- パレタイザ/ デパレタイザ
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- バケット、カートンケース、袋物等の物品を自動にてパレット上に整列集積(あるいは分離)する装置。
- 機械式、ロボット式のいずれの方式も含む。
- パレット搬送用 垂直搬送機
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- 複数の搬入出装置を備え、連続で搬送物を垂直搬送する装置(パレットを被搬送物とする)。
- ただし、エレベータ、小荷物専用昇降機は含まない。
- ケース・ピース搬送用 垂直搬送機
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- 複数の搬入出装置を備え、連続で搬送物を垂直搬送する装置( バケット及びカートンケースを対象とする)。
- ただし、エレベータ、小荷物専用昇降機は含まない。
- コンピュータ (ハード・ソフト)
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- 物流機器の情報処理と在庫監視を同期化して行うコンピュータシステムのハード・ソフト。
- WMS
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- 物流センター・倉庫等で入荷から出荷までの一連の作業を支援するコンピュータシステム(ハード・ソフト)。
- 対象範囲:物流設備の有無、物流設備との接続の有無を問わない。なお、顧客向けのカスタマイズ、 改修等の諸費用を含む。
- その他
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以上1~25の分類に該当しないもの。
「2018年度 物流システム機器生産出荷統計」の結果を公表しました。 2019年8月30日
「2017年度 物流システム機器生産出荷統計」の結果を公表しました。 2018年9月3日
「2016年度 物流システム機器生産出荷統計」の結果を公表しました。 2017年9月12日
「2015年度 物流システム機器生産出荷統計」の結果を公表しました。 2016年8月30日
「2014年度 物流システム機器生産出荷統計」の結果を公表しました。 2015年8月24日
2011年度物流システム機器生産出荷統計調査
「物流システム機器生産出荷統計」の2011年度の調査結果を公表しました。概要版を掲載していますのでご参照ください。
【PDFダウンロード】 報告書概要版のPDFは下記よりダウンロードできます。
2011年度物流システム機器生産出荷統計(PDF)【概要版】(size:150KB)
【問い合わせ先】 (社)日本ロジスティクスシステム協会 JILS総合研究所 メール: souken@logistics.or.jp
2010年度物流システム機器生産出荷統計調査
「物流システム機器生産出荷統計」の2010年度の調査結果を公表しました。概要版を掲載していますのでご参照ください。
【PDFダウンロード】 報告書概要版のPDFは下記よりダウンロードできます。
2010年度物流システム機器生産出荷統計(PDF)【概要版】(size:528KB)
【問い合わせ先】 日本ロジスティクスシステム協会 JILS総合研究所 メール: souken@logistics.or.jp
2009年度物流システム機器生産出荷統計調査
「物流システム機器生産出荷統計」の2009年度の調査結果を公表しました。概要版を掲載していますのでご参照ください。
【PDFダウンロード】 報告書概要版のPDFは下記よりダウンロードできます。
2009年度物流システム機器生産出荷統計(PDF)【概要版】(size:410KB)
【問い合わせ先】 日本ロジスティクスシステム協会 JILS総合研究所 メール: souken@logistics.or.jp