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投稿記事「需要予測の成熟度診断」を特別公開

需要予測研究会

2022年1月25日(火)より開催する需要予測研究会でファシリテーターを務める山口雄大氏が
機関誌『ロジスティクスシステム』への投稿記事「需要予測の成熟度診断」を特別公開いたします。
※通常、機関誌記事は会員限定で公開しております。

製造業において商品別の需要(売上)を予測し、生産や調達、物流といったサプライチェーンを
動かすトリガーとなる需要予測の精度は、様々な業界で課題に挙げられています。2015年前後から、
日本でもS&OP(Sales and Operations Planning)という、販売計画と生産オペレーションの
ギャップに対してマネジメント層が定期的に意思決定をするしくみの導入が注目を浴びていますが、
うまく運用できているという話はほとんど聞きません。
※中略

Ann.Vら(ベルギー、Vlerickビジネススクール)が2018年に発表した『Mind the gap』という論文
では、需要予測の成熟度評価の軸が研究されています。この論文では先行研究を踏まえた評価軸を、
平均10年程度の需要予測実務経験を持つ様々な業界のデマンドプランナーへの調査でブラッシュアップ
し、また複数の企業で運用することで妥当性を検証した上で、次の6つの軸(次元)を提案しています。

 1.需要予測のためのデータ
 2.予測ロジック(モデル)
 3.予測システム
 4.需要予測のマネジメント
 5.予測を行う組織
 6.メンバーの予測スキル

この6軸はさらに33の細かな項目に分けられていて、それに沿って確認することで、自社の需要予測オペ
レーションの弱みを知るきっかけとすることができそうです。

需要予測に関する調査からわかってきた日本企業の実態を踏まえると、この論文で挙げられている33の
項目だけでは、具体的な予測精度向上アクションを検討するのは難しいと感じました。

そこで、独自調査の結果も踏まえ、この6軸33項目をベースに需要予測の成熟度を測る6軸50項目を考案し、
さらに各項目を3段階のレベルに分けることで、日本企業の需要予測オペレーションの成熟度を診断する
ツールを、コンサルティングファームと共に開発しました。この診断によって、6軸のレベルをレーダー
チャートで把握できると共に、業界の平均的なレベルやベストインクラスと比較することで、客観的な
自社の需要予測の成熟度を知ることができます。

※記事の全文はこちらよりご参照ください。

【需要予測研究会について】 
山口氏がファシリテーターを務める需要予測研究会は、製造業の需給調整部門を統括・管理する
マネージャークラスのメンバーが集まり、先進的な事例発表や直近の課題の共有および示唆を得て、
人的ネットワークの形成を行う研究会です。

需要予測研究会の詳細はこちらからご覧ください。
 

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