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特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(平成16年法律第78号。以下「外来生物法」)に基づき特定外来生物に指定されているヒアリについては、昨年6月に国内で初めて確認されて以降、今年も3事例が加わり、現在までに12都府県で29事例が確認されています。 平成30 年6月15日(金)に大阪府内で発見されたアリについて、専門家による種の同定の結果、6月16日(土)に特定外来生物であるヒアリ(Solenopsis invicta)と確認されました。 当該ヒアリは、中国の蛇口港を出港し、香港港を経由後、大阪港で陸揚げされ、陸路で岸和田市の事業者敷地に搬入されたコンテナ内において発見されたものです。また、その後、大阪港に返送されたコンテナ内からもヒアリが発見されています。
発見時の防除と拡散防止を安全かつ適切に実施いただくよう、ヒアリと疑われるアリ類が発見された場合の対応等について、詳しくは以下をご参照ください。
1.ヒアリと疑われるアリ類が発見された場合の対応について まずは刺激を避けつつ、コンテナのどの箇所にどの程度の生存個体がいるか等、状況を確認してください。
<多数の生存個体の集団がいる(予想される)場合> ・コンテナの扉を閉めて逃げ出さないよう静置※1してください。
・そのうえで、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所等)に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。
・可能であれば、強粘着の布ガムテープでコンテナの目張りをするなど、ヒアリが逃げ出さないよう対応してください。
※1 外来生物法により、特定外来生物は輸入や国内での移動等が禁止されており、輸入港や輸送先、コンテナ置き場等でヒアリが発見された場合、完全に駆除したことが確認されなければ、コンテナや荷物の移動は認められません。
<アリ類が少数しかおらず※2、逃げ出す恐れのない場合> ・市販のスプレー式殺虫剤等でその場で駆除してください。 ・そのうえで、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省地方環境事務所等)に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してください。
※2 少数に見えても積荷の隙間や床板の中に多数潜んでいる可能性がありますので、慎重に判断する必要があります。
*詳しくは、環境省の「ヒアリの防除に関する基本的考え方」のP.9?11 を参照して下さい。 http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/fireant/boujonituite.pdf
*連絡先
地方環境事務所連絡先
https://www.env.go.jp/nature/intro/reo.html
都道府県等関係機関連絡先
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/fireant/renrakusaki0911.pdf
2.作業時の安全確保について
<ヒアリに刺されないための対策例> ・長袖や厚手のゴム手袋を着用する。 ・長靴を履く(長靴に虫除けスプレーを塗布するとより安全)、又はヒル避けの足袋で足首などを包み、その上から靴を履く。 ・ヒアリの採集が必要な場合は、ハンディ掃除機を使用するなど、極力素手での作業を避ける。 <ヒアリに刺された場合の対処例> ・まずはよく冷やす。 ・虫刺され用ステロイド入り軟膏などを塗る(化膿などを予防するため)。 ・アレルギー体質が疑われる場合や複数回刺された場合等は、30 分から1 時間程度は出来るだけ安静にし、誰かが様子を見られる状況に置く。 ・全身のかゆみ、息苦しさ、腹痛などが現れたら、救急車を呼ぶなどして速やかに病院を受診する。
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