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2024年度物流コスト調査結果(速報値)の公表 ~売上高物流コスト比率は5.45%~

お知らせ詳細

物流コスト調査

2024年度調査(有効回答190社)の売上高物流コスト比率(全業種平均・速報値)は5.45%となった。前年度からの上昇幅は0.45ポイントである。近年、物流事業者からの値上げ要請などを理由に、売上高物流コスト比率は長期的な上昇傾向にあると考えられる。実際に過去20年間の調査と比較しても、5.70%を記録した2021年度調査に次ぐ売上高物流コスト比率の高さとなっている。

ただし、同一サンプルによる前年度比較が可能な「2年連続回答企業」(141社)における売上高物流コスト比率(全業種平均・速報値)は、5.28%で、前年度と比較して0.15ポイント下降している。物流コストなどの動向(指数による分析)(速報版報告書 p.5~6)から、物流コスト総額および物流コスト単価(物流量あたり物流コスト)は上昇傾向にあるものの、それ以上に売上単価(物流量に対する売上高)の伸びの方が大きいことが示唆されている。実態として調査対象年度の売上高物流コストが上昇しているのか、下降しているのかについて、今後詳細の分析を進めていく。

値上げ要請の有無については、回答企業168社のうち154社(91.7%)が要請を受けたと回答した。値上げ要請を受けた企業の割合は2024年度調査と比較して5.0ポイント上昇した。また、値上げ要請があったとの回答した企業154社のうち、150社(97.4%)の企業が「応じた」と回答した。

この後、調査内容を精査し、確定値を2025年4月に公表する予定となっています。

報告書(速報版)のダウンロード

速報版:2024年度物流コスト調査報告書

これまでの物流コスト調査報告書・物流コスト関連情報

本報告書の詳細版は、有名書店※・政府刊行物センター等で販売いたします(2024年4月刊行予定)。
※amazon、紀伊国屋、ジュンク堂、丸善等。ただし一部店舗を除く。

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