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現場ニーズ起点では物流DXの推進に限界も等─ロジスティクス研究会1月会合報告

ロジ研

ロジスティクス研究会では、第9回会合を1月23日(火)に実施しました。

会合では各社における取り組みについてご発表をいただき、発表内容についてディスカッションを実施しました。

発表①:RFID導入による物流改善事例と物流DX

発表企業

シンフォニアテクノロジー(株)

発表のポイント

◼中期経営計画(FY22~FY24)における物流事業の位置付け
・物流に関連する新製品の開発
・自立走行ロボットや管理システム、データ収集・分析サービスからなるロボットプラットフォームの構築・提供
◼自社内における物流改善事例
・物流事業の企画に伴い、自社内における物流改善の議論を開始
・RFIDの導入による製造工程のデジタル化に着手
■物流改善の取り組みを通じての気付きと今後の展開
・社内外における横展開のためには、デジタル化を前提とした作業のフローの再構築等が必要
・現場ニーズ起点では物流DXの推進に限界があり、関係企業で「真に実現したいこと」の深堀が必要

事後アンケートでのコメント

『現場ニーズ起点ではその後の取り組みの広がりがない現実があること、今後DX化へ発展させてゆくには全体最適に向けたデザインが必要と感じていることが参考になりました。』

『RFIDを導入する際は効果を最大限引き出して投資回収できるようにするため、前後の工程の設計変更も合わせて検討する必要があるという気づきを得ることができました。』

発表②:物流不動産の今

発表企業

ジョーンズ ラング ラサール(株)

発表のポイント

◼物流不動産市場
・日本の大都市圏における賃料・空室率の推移
・近年は建築コストの上昇が、賃料の上昇へ影響
■物流不動産の需要
・3PLやEコーマスの市場拡大傾向が、物流不動産の需要動向へ影響
■倉庫利用者と物流不動産の関係
・物流不動産のテナント数は近年増加し、テナント間の競争が激化
・倉庫の移転に要する期間の解説
・物流不動産における今後のトレンド

事後アンケートでのコメント

『倉庫の賃貸借契約の実態が理解できた。(物流不動産の利用者側の立場として)中長期計画で物流拠点ネットワーク構想の計画策定において、倉庫の契約更新時期も含めて検討する事が重要だと感じました。』

『不動産の相場を知る事で、今までは運送費にばかり目がいっていた物流コストへの意識が変わった事が、有意義に感じました。』

ロジスティクス研究会概要・参加メンバー

■ロジスティクス研究会の概要・詳細は以下よりご確認いただけます。
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■2023年度参加メンバー企業一覧:30社33名(社名50音順/2024年2月29日現在)
アイ・グリッド・ソリューションズ、アセットソリューション、アビームコンサルティング、
イチネンロジスティクス、インターシステムズジャパン、エコネクト物流、
SBSリコーロジスティクス、カリモク家具、紀文フレッシュシステム、
キリングループロジスティクス、コヒーレント・コンサルティング、
ジョーンズラングラサール、シンフォニアテクノロジー、西濃運輸、大成建設、テルモ、
デロイト トーマツ コンサルティング、東京シティサービス、東芝デジタルソリューションズ、
トラフィックレンタリース、日本貨物鉄道、ハンナ、ピー・アイ物流企画、日野自動車、
ベネッセコーポレーション、ホンダ運送、マップボックス・ジャパン、もりや産業、
Rapyuta Robotics

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