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国際物流動静可視化を契機にSCM×物流でサプライチェーン最適化へ-国際物流強靭化推進研究会 10月会合報告
お知らせ詳細
国際物流動静可視化を契機にSCM×物流でサプライチェーン最適化へ-国際物流強靭化推進研究会 10月会合報告
2023年12月26日
国際物流強靭化
2023年度の
国際物流強靭化推進研究会
は
第5回会合を10月22日(金)に実施しました。
今回は
7月会合
に引き続き、国際物流動静可視化の取組みとコンテナラウンドユース(以下、CRU)を中心にご発表および意見交換を行いました。
発表1:国際物流動静可視化の取組みとコンテナラウンドユース(以下、CRU)および官民・複数企業連携/メンバー発表
《事後アンケートでのコメント抜粋》
・CRU率向上のためのポイント(リペア作業・閑散期の対応)
・フィーダー船導入のための、船会社・荷役会社・海貨会社を巻き込んだ展開
・CRUのよい面だけでなく、取組みの中での生々しい難しさや課題等を伺うことができ、「ITでもっとマッチング精度の向上や工数削減できないか」等を考えるよい機会になりました。
・CRUについてとても参考になったが弊社は物量が少なく、工場の周辺にも輸出入を多く扱っている会社も無いのでCRUは現実的ではないが、何かを効率的に廻す取り組みはCO2削減やコストダウンの観点からも重要と思われ今後も意識していきたい。
・地方港活用の点で、常陸那珂港活用の取り組みも興味深かった。ドライバー不足や環境負荷低減につながる施策なので、弊社で展開できる場面を検討したいと思った。
・京都の ICD を活用されており、当社も利用出来ないか前向きに検討したいと思いました。
・CRUについて、物流全体を皆で良くしていこうという、非常に強い思いに感銘を受けた。一方、三国間貿易が多い企業の場合、日本発着で物量が確保できず、なかなか同じようにはいかない、という現実も感じざるを得なかった。
・CRUについては関心を持ちました。弊社は国内ではあまり物量はありませんが、海外工場では部品の輸入、製品輸出の両方があり、CRUもトライしています。他社とのコミュニケーション、関係構築など興味を持ちました。
・動静可視化について、輸出のアメリカ内陸輸送はA社、輸入はB社で進める方向とのことで、輸入は他社にする理由や、A社のその後の使用感など、また詳しくお話をお聞きしたいです。
発表2:国際物流可視化ソリューションの導入状況と課題/ゲスト発表
《事後アンケートでのコメント抜粋》
・トラッキングシステム導入は弊社も直近で推進しており、導入に向けた課題や効果が非常にわかりやすく説明していただき参考になった。
・可視化ができない範囲(A国系船社、A国内フィーダー・B国の鉄道)
・ブッキングナンバーよりもマスターB/Lナンバーの方が可視化の範囲が広がる点
・トラッキングシステム導入経緯と1年経った今のお話を伺うことができて、導入される荷主が理解しておくべき点等、実感のこもったお話が非常に参考になりました。
・実体験からの注意点など流石のひと言。我々が求める強靭化に1本近づける内容だったと感じた。
・今後の課題として、弊社と同じような状況で大変賛同できた。今後のビジョンをどのように達成していくか、またの機会にお話を聞けると大変参考になると思いました。
・導入後の課題ポイントは有益でした。導入経企等は弊社が直面している課題と合致しており、同じようなポイントで悩まれていることを改めて認識することができた。
・先行者として惜しみないノウハウの共有を頂けた。導入に際しての確認ポイント等が大変参考になった(過度な期待をしてはいけないこと、導入すれば全てが解決するわけではないこと等)。
・導入した感想が”思ったほどではない”というのは、我々も含めて導入をした、しようといている会社様が多かれ少ながれ感じるところだと思います。100%のシステムはなく、且つ簡単に切り替えができない中で、お互いの情報共有とそれに基づいてそれぞれがシステム業者にリクエストしていくことが必要と感じました。
・今後は自社システム内でアラート機能の拡充を検討されている等、あくまで自社システム上での業務が主で、トラッキングシステムからは、必要な情報を引っ張ってくるのみ、という考え方の活用事例をご教示いただけたことが参考になりました。
《参考情報》
・
国際物流のDXとは?5分でわかる国際物流DXと可視化の重要性/連載コラム
担当/文責:JILS総合研究所 遠藤直也
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