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コラム記事「知の融合で想像する需要予測のイノベーション」を特別公開(追加公開)

お知らせ詳細

需要予測研究会

今回は、2021年12月8日に公開した、
「プロフェッショナルの直感が有効になる時 -前編」の第5回(2020年春号掲載)に続き、
第6回(2020年夏号掲載)の「プロフェッショナルの直感が有効になる時 -後編」を追加公開します。

《目次》
◆世界でも珍しく新しいアイデア
◆需要予測の階層構造と一対比較
◆AHPの需要予測への応用
◆直感予測力を表す市場感応度バイアス

《本文の頭書き(記事抜粋)》
前回から2回にわたり、私が論文で提案した、プロフェッショナルの直感を活用する需要予測モデルを、
経営理論に依拠しつつ紹介しています。

前回はGemanらが提唱したbias-variance分解という、予測誤差を①モデル自体が持つ不正確さ(バイアス)と、
②考慮する変数の係数推定時のばらつきによる誤差(ヴァライアンス)に分ける考えを紹介しました(Gemanら, 1992)。
そしてこれらはトレードオフの関係にあり、情報の不確実性が高い条件ほど、ヴァライアンスの影響が大きくなり、
そこではバイアスを抑えられるプロフェッショナルの直感が有効であるという、人材採用を例とした最新の研究結果
も紹介しました(Gigerenzerら, 2018)。これらの知見から、私は情報の不確実性が高い新製品の需要予測においても、
考慮する変数の少ない、直感的な予測手法が有効なのではないかと考え、AHP(Analytic Hierarchy Process;
階層化意思決定法)というオペレーションズリサーチの手法を採用しました(Saaty, 1980)
 
※以降、本文(PDF)に続く。


《2021年12月8日更新版》

今回は、2021年11月18日に公開した、
「知の融合で想像する需要予測のイノベーション」の第4回(2020年新年号掲載)に続き、
第5回の「プロフェッショナルの直感が有効になる時 -前編」を追加公開します。

【需要予測×経営理論】「プロフェッショナルの直感が有効になる時 -前編」(2020年春号掲載)

《目次》
◆新製品の需要予測モデル
◆予測誤差の要素分解
◆プロフェッショナルの直感が有効になる時

《本文の頭書き(記事抜粋)》
私事で恐縮ですが、2年間通ったビジネススクールで論文を執筆し、公開審査会を終えました。
ビジネススクールでの論文執筆は、仕事と並行して行うため、学術的に高度なレベルを目指すのは
かなり難しいと感じた一方、実務の中で帰納的に考え続けてきたことを、改めて理論で演繹的に考察し、
データで検証できた貴重な機会となりました。

今回のコラムでは、その内容を紹介させていただきますが、紙幅の制限から、その全てを詳細に述べる
ことは難しいため、前編と後編に分け、それぞれで1つずつ、重要な理論にフォーカスします。
通常、経営学の実証研究の論文では、自分の仮説が依拠する理論があり、それを踏まえて仮説をなんらか
の手法で検証、考察することで示唆を得る、というスタイルです。
そのため、どんな理論に依拠して、どのような仮説を構築したかが非常に重要となります。
私は2つの理論に依拠したため、それらと私の仮説、検証結果を紹介します。

※以降、本文(PDF)に続く。

【需要予測研究会について】 
山口氏がファシリテーターを務める需要予測研究会は、製造業の需給調整部門を統括・管理する
マネージャークラスのメンバーが集まり、先進的な事例発表や直近の課題の共有および示唆を得て、
人的ネットワークの形成を行う研究会です。

需要予測研究会の詳細はこちらからご覧ください。


2021年11月18日

2022年1月25日(火)より開催する需要予測研究会でファシリテーターを務める山口雄大氏が
機関誌『ロジスティクスシステム』に連載中のコラム記事「知の融合で想像する需要予測のイノベーション」を特別公開いたします。
※通常、機関誌記事は会員限定で公開しております。

「知の融合で想像する需要予測のイノベーション」第4回(2020年新年号掲載)
【SCM×経営理論】巨人の肩の上に乗り、SCM組織を進化させる

《目次》
 ◆S&OPがうまくいかない理由
  ①複数の計画の存在
  ②中期計画の精度
 ◆エージェンシー理論で考えるS&OPの組織的課題
 ◆SCM部門と事業部門のモラルハザード問題
 ◆S&OPとSKU数
 ◆モラルハザード問題解決の2つの糸口
 ◆経営理論でつくる最強のSCM組織
 
《本文の頭書き(記事抜粋)》
本コラムではこれまで、ビジネスにおける需要予測と離れた領域にある知を掛け合わせることで、
需要予測のイノベーションについてのアイデアを述べてきました。

今回は少し対象範囲を広げ、需要予測を含むサプライチェーンマネジメント(SCM)、特にその
多機能がつながる複雑な組織について、経営理論の視点から考察します。

SCMは、読者のみなさまはご存知の通り、調達から販売までの情報と物の流れを、場合によっては
企業の壁を越えて連携し、経営を支える概念です。
よって、調達(購買)、生産、物流、需要予測、販売現場とのコミュニケーションなど、企業に
よって切り分けは異なるものの、多様な機能が連携された組織で担うものです。

そのため、関わる人の数が多く、効率的に高いパフォーマンスを出すためには、その役割分担や連携
のしくみ、つまり組織のデザインが重要になります。人の処理能力には限界があり、1人でSCMの全領
域をカバーすることは不可能なので分担する必要があって、それがSCM組織の1つの特徴と言えます。
 ※以降、本文(PDF)に続く。

【需要予測研究会について】 
山口氏がファシリテーターを務める需要予測研究会は、製造業の需給調整部門を統括・管理する
マネージャークラスのメンバーが集まり、先進的な事例発表や直近の課題の共有および示唆を得て、
人的ネットワークの形成を行う研究会です。

需要予測研究会の詳細はこちらからご覧ください。

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