本文へスキップします。

H1

中部ロジスティクス研究会 2023年度第2回会合 開催報告

お知らせ詳細

中部ロジ研

中部ロジスティクス研究会では2023年度テーマとして「2024年問題とその先にある課題への対応」をテーマに掲げ、ゲストスピーカによる講演とメンバーによるグループディスカッションに取り組んでいます。さる11月15日(水)、2023年度第2回目の会合が実施されました。

今回は(株)バローホールディングスの原修一様にご登壇いただき、2024年問題の解決に向けた荷主企業の対応として同社の取組みをお話しいただきました。その後、グループに分かれ、メンバーによるディスカッションを行いました。


1)第2回会合の概要
(1)オリエンテーション(事務局説明、新規メンバー自己紹介、主査解説)
(2)ゲストスピーカによる講演
「物流の2024年問題」等への対応について~中部薬品における2024年問題への取組~」
 講師:原 修一 氏((株)バローホールディングス 物流部中部薬品センター長)
【講演概要】
・自動配車の導入をキーに、店舗への納品ルール、納品日の調整など納品条件の整理を行い運用車両台数の平準化、削減を図った。
・センターの空きエリアを使い、店舗への配送距離の削減とセンター間転送便の帰り便を使った配送効率化を行い、長距離配送による「運べなくなる配送リスク」の解消を図った。
(3)グループディスカッション
①発荷主に求められるものは何か?そのために必要な取り組みは何か
②着荷主に求められるものは何か?そのために必要な取り組みは何か
③荷主と物流事業者との関係性の中で荷主企業の立場から物流事業者に期待したいことは何か?
③荷主と物流事業者との関係性の中で物流事業者の立場から荷主企業に期待したいことは何か?

2)参加メンバーのご意見(参考になったこと、感想等(会合後アンケートより))
(1)ゲストスピーカの講演について
・物流コスト削減にあたり、積載量効率化や拠点戦略見直しなどKPIをたてて取り組まれている点が参考になった。
・自社物流の強みを生かしてまずはドライバーの負担軽減、便数の削減に取り組み、全体での課題だしに取り組んでいる点は参考になった。
・車両の積載効率を考えて庫内作業者の台車をまとめた点等わかりやすく解説いただいた。
(2)グループディスカッションについて
・物流会社と荷主企業間における多重構造やコスト等の課題感は、立場問わず同じであると感じた。
・メーカー、卸等立ち位置が違う企業と一緒に議論し、様々な見方の違い等参考になる点が多かった。
・残業時間減少によるドライバーの給料ダウンにどう対応するかは大きな課題であると再認識した。
※一部の表現等は事務局で編集していますので予めご了承ください。

また、初回会合後、懇親会を実施しました。メンバーの自社での取組みやお悩み等、ざっくばらんな雰囲気のなかで大いに語り合う場となりました。
研究会の会合は今後月一回の実施になりますが、会合以外での交流も積極的に進められることが期待されます。

■中部ロジスティクス研究会の概要・詳細はこちらよりご確認いただけます。

■2023年度参加メンバー企業一覧:11社(社名50音順/2023年11月24日現在)

(株)IHI,カリモク家具(株),(株)サンゲツ,(株)スギ薬局, 東芝テック(株),日清アソシエイツ(株),
日本GLP(株),フレッシュ物流(株),ホンダロジコム(株),三井倉庫(株),(株)八幡ねじ

一覧へ戻る