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SDGs・ESG対応、ウォルマート物流スタディとFLY22海上輸送費-グローバルロジスティクス研究会10月会合報告

グローバル研

今回は、グローバルロジスティクス研究会の10月会合を振り返ります。
ゲスト2講演とメンバー情報交換「2022年度の海上輸送費水準の見込み」を実施しました。

1.実施概要
1)日 時:2021年10月22日(金)14:00~17:00
2)形 式:Teamsによるオンライン開催

2.実施内容
 1)ゲスト講演1
  トークンエクスプレス(株)
 「ESG、SDGsとサプライチェーンの推進に向けて」(仮)
 (1)メンバー各社のサスティナビリティの取組みに関するアンケート調査結果報告
   ・他部門からの定期モニタリング有無、取り組みを始めるにあたっての課題 
   ・本部の熱量は現場には届いていない、コストとのトレードオフ、協業企業とのマッチングの難しさ、など
 (2)企業のかかわり方の3パターン(本業との距離で分類)
 (3)サプライチェーンの把握で活用が期待される技術と事例

 2)ゲスト講演2
  o9ソリューションズ・ジャパン
  「ウォルマートから学ぶ物流フロー改革 〜最新グラフ技術とビッグデータの活用」
 (1)ビックデータ活用による物流戦略と差別化
 (2)クリスマスツリー問題(グローバルソーシングの見える化)
 (3)複雑なサプライチェーンをデータドリブンで可視化、システム化

 3)メンバー情報交換
 「2022年度の海上輸送費水準の見込み」
  ・各社の輸送の方面、ルートや物量、フォワーダーや船社との関係等の違いがあることを前提として、
   2022年度予算策定にあたっての海上輸送費「水準見込み」を確認するため、情報交換を行いました。
  ・ざっくりですが、コロナ禍前の2019年度比で4倍~10倍の水準が見込まれています。

3.事後アンケートでのコメント(抜粋)
 ・サスティナビリティを意識した部材の購入は、環境を配慮している等、一般的に第三者(世間一般)からみても
  ポジティブな活動で、社会的にメリットがあるが、コストアップに繋がる事は不可欠だと思っていた。
 ・スターバックスコーヒーのSDGsの事例は、同社のもともとのアイデアが時代の流れにマッチしていた「先見の目」を
  持っていた事例として、とても興味深かったです。
 ・規模の大きなウォルマートですが、サプライチェーンの基本的な考え方は同じなので、課題を洗い出してつぶして
  最適化を目指していくプロセスだと感じました。しかし、デイリー管理は流石マンモスリテーラーだと感じました。
 ・海上輸送費の水準の意見交換は、生々しい話が聞けて大変参考になりました。
 ・各社、海上輸送費は上昇する方向にあるという意見がほとんどで、その中でも船社との交渉時期やその他工夫をされようと
  検討されており、参考になりました。
 
※2021年度グローバルロジスティクス研究会の概要・詳細はこちらをご参照ください。
※国際海上輸送におけるコンテナ不足等の問題・課題と取組みに関しては、こちらで情報提供しています。
 

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