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「最適化」や「付加価値向上」に資するシステムの社会実装を試みる─ロジスティクス研究会11月会合報告

ロジ研

ロジスティクス研究会では、第7回会合を11月15日(金)・16日(土)の2日間にわたって実施しました。

11月会合は、通常の会合で実施している「メンバーからの事例発表」ではなく、特定のテーマについて討議し、その結果を発表していただく「集中討議」という形で実施しました。

集中討議テーマ:「デジタル技術を活用してどんなシステムをつくりたいか?」

8月会合にて学んだ「ワークデザインによる物流システムデザイン」をもとに、「デジタル技術を活用してどんなシステムをつくりたいか?」について、そのアイデアについてグループに分かれて検討をしました。また、検討結果について、グループ間で発表とディスカッションを実施しました。
なお、アイデアの検討や発表は、完成度の高さを目指すのではなく、「まずはアイデアを書き出して形にしてみる」といったスタンスで実施していただきました。

※ご参考:8月会合報告記事

各グループにおける検討内容の概略

農産物における取引や物流の最適化に向けた仮想市場の構築

農産物サプライチェーン全体の最適化のために「仮想市場」を構築することで、取引や物流における非効率さの解消のみならず、生産者の収入増や消費者への提供価格の低減に繋げる。

在庫のプロファイリングと倉庫オペレーションの最適化による付加価値の提供

自動車部品をモデルケースとして、自動車本体や部品の稼働状況等をデータとして蓄積させ、これを倉庫内オペレーション等の最適化や、顧客サービスの向上等に繋げる。

中継輸送におけるドライバー交代待ち時間解消のための最適化システムの構築

車両の運行状況や天候、ドライバーの健康状態等を加味した、リアルタイムでの計画変更が可能な仕組みを構築することで、トラブルによる相手方のトラックの到着遅れに対応し、労働環境の改善等に繋げる。

輸配送における荷主等への付加価値提供のための施策

ドライバーのスキルや輸送条件(振動や温度など)の実績、運送会社のブランド等を加味して輸配送の付加価値を向上させることで、働き手における意欲や品質、賃金等の向上に繋げる。

会合当日の様子

 
    

集中討議への参加を通じて参考になったこと、得られた「気付き」など(事後アンケートから)

『今回グループワークを通じて実施したDXモデルの作成手法は有用であると実感しました。機会があれば、是非実践してみたいと考えています。』

『業務フローを明確にして必要な処理やデータが何かを洗い出す作業はとても大変でしたが、手法を理解する事が出来たので、今後ソリューションを考えるときにとても参考になる考え方だと思いました。』

『これまでの業務経験や分野が全く異なる方々と一緒に討議できたことにより知見が広がりました。システム構築の触りだけでなく、実現方法について深く議論できたことが良かったです。』

ロジスティクス研究会概要・参加メンバー

■ロジスティクス研究会の概要・詳細は以下よりご確認いただけます。
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■2024年度参加メンバー企業一覧:20社21名(社名50音順/2024年11月現在)
アセットソリューション、インターシステムズジャパン、SBSリコーロジスティクス、
カリモク家具、コヒーレント・コンサルティング、ジョーンズラングラサール、
シンフォニアテクノロジー、親和パッケージ、セイノーホールディングス、大成建設、
つばさホールディングス、帝人物流、デロイト トーマツ コンサルティング、
トラフィックレンタリース、日本電信電話、ハンナ、日野自動車、
ブリヂストン、ベネッセコーポレーション、ホンダ運送
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