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2024年問題への挑戦等、OB・OGを交えた新たな視点─ロジスティクス研究会12月会合報告

お知らせ詳細

ロジ研

ロジスティクス研究会では、第8回会合を12月19日(火)に実施しました。

第8回会合は昨年度以前の研究会メンバーの方々にもご参加をいただき、「OB・OG会」を兼ねて実施しました。
現役メンバーに加えてOB方からもご発表をいただいたほか、発表内容に関する意見交換が様々な視点から行われました。

発表①:物流の効率化のためのロジスティクスソリューション

発表企業

東芝デジタルソリューションズ(株)

発表のポイント

◼WES(倉庫運用管理システム)導入でできること
・庫内作業のデータ蓄積、可視化、最適化
・複数の自動化機器の連携
◼データ収集の手段
・「庫内作業」と「配送業務」をシームレスにつなぐ
・出荷伝票の車両別自動振り分け、トラック出門時間からの作業計画作成
・作業員の活動データ収集・見える化による作業効率改善と働きやすい環境の提供の実現
・シナリオレス型AIチャットボットサービス
・システム連動型映像検索システムによる作業の見える化

事後アンケートでのコメント

『システムベンダーのお立場として、ビジネスを進める上でできることとできないことがあり、1つのソリューションを適用する場合でもいろいろな企業が協力しながら進めていく必要があると分かり、勉強になりました。』

『物流現場のあらゆる要素がデータ化・可視化されつつあり、どの部分を切り取って目的達成を行うのか、選択肢や実現可能な幅が多く、物流事業者にとっては難しい局面でもあるのではないかと感じました。』

発表②:「2024年問題」への挑戦 ~将来にわたって、知恵と創意工夫で運びきるために~

発表企業

キリングループロジスティクス(株) ※OBによるご発表

発表のポイント

◼キリングループの物流課題
・輸配送能力の不足により、運べる量が減少
・ムダを省き、「必要なトラック台数を減らす」ことの必要性
・「ホワイト物流」推進運動 自主行動宣言
■トラックが運ぶ貨物を減らす
 モーダルシフトの推進/長距離貨物の見直し/拠点ネットワークの整備/受注ロットの適正化
■トラック台数を過不足なく確保する
 翌々日配送の実施による日中作業へのシフト/物流設備の自動化や機械化の推進/
 配送の平準化/出荷予測の向上
■限られたトラックを効率的に活用する
 物流拠点での滞留時間削減や能力向上/店頭待機の削減、附帯作業の削減
 ビール他社と連携した配送網の構築/ビールパレット共同回収の推進

事後アンケートでのコメント

『2024年問題の対策の集大成のように感じるとともに、「運送会社から選ばれる物流会社」という視点をもっていることに感銘を受けました。』

『数字を追うのではなく、ビジョン・マインドが大事ということを学びました。目先の2024年問題が発生してから動きを取るのではなく、将来にわたって選択いただける物流会社を目指すことが、結果的にビジネスの継続・発展に関わっているのだと学ばせていただきました。』

参加者の声:会合を通じて得た「気付き」や、「有益」であると感じたこと

『OB・OGの皆様の経験と現在の取り組みを知ることができ有益でした。今後もこのような場を設けていただきたいと思いました。』

『各企業において、いろいろな物流機能を担当されている方が参加されていることで、多角的な視点から意見が飛び交い、とても有意義な会合であると感じました。』

『(OB・OGとして)かなり久しぶりの参加となりましたが、温かく迎えてくださった皆様に感謝を致しております。また時間が経っているからこそ、色々な方と新しい気持ちでお話することが出来て、今後の自分に還元できる要素を見つける事が出来ました。』

当日の様子

 
※会合後の懇親会も盛り上がりました!

ロジスティクス研究会概要・参加メンバー

■ロジスティクス研究会の概要・詳細は以下よりご確認いただけます。
ロジスティクス研究会 トップページ

■2023年度参加メンバー企業一覧:30社33名(社名50音順/2024年2月29日現在)
アイ・グリッド・ソリューションズ、アセットソリューション、アビームコンサルティング、
イチネンロジスティクス、インターシステムズジャパン、エコネクト物流、
SBSリコーロジスティクス、カリモク家具、紀文フレッシュシステム、
キリングループロジスティクス、コヒーレント・コンサルティング、
ジョーンズラングラサール、シンフォニアテクノロジー、西濃運輸、大成建設、テルモ、
デロイト トーマツ コンサルティング、東京シティサービス、東芝デジタルソリューションズ、
トラフィックレンタリース、日本貨物鉄道、ハンナ、ピー・アイ物流企画、日野自動車、
ベネッセコーポレーション、ホンダ運送、マップボックス・ジャパン、もりや産業、
Rapyuta Robotics

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