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青果流通のDX実現への道のり/グローバル市場を支えるサプライチェーン構築の戦略─ロジスティクス研究会1月会合報告

お知らせ詳細

ロジ研

ロジスティクス研究会では、2024年度第9回会合を1月21日(火)に実施しました。

今回は研究会メンバーによる発表のほか、研究会主査からの話題提供とそれを踏まえたディスカッションを実施しました。

発表:青果卸売業務のDXに関する取り組み

発表企業

(株) NTT AI-CIX

発表のポイント

■取り組みの背景
・デジタル化の遅れや業務属人化による非効率な運営
・売上に占める生産者の取り分が少ない、物流コストの上昇により納品場所が偏る等の問題が発生
■青果卸売業務のDXの方向性
・複数の市場が持つデータを仮想市場プラットフォームに集めることにより、広域の需給マッチングと需給地間の物流の最適化を図る
・将来的には市場外の流通についてもデータ活用し、極力モノを動かさない流通の実現について検討する
■実現のステップ
・個別の市場ごとの業務デジタル化から始め、共同輸送システムや複数市場における共同調達等を経て、複数市場横断で分荷する仮想市場の構築に向けて取り組みを進める

研究会メンバーからのコメント(事後アンケートより)

『青果業界の構造的・市場環境的課題に対し、最初は目先の業務のデジタル化からスタートし、将来的にはDXによるサプライチェーン構造の変革を目指しているとのことで、これぞDXの目指す姿であると感じました。』

『青果物流フローの概要は把握していたつもりでしたが、卸企業を含めたフローを把握していなかったことに気づけました。また、まだ自動化がされていないとのことで、国内の食料ロジスティクスは改善する必要があると感じました。』

話題提供:グローバル・クロスソーシング戦略

話題提供のポイント

登壇者:ロジスティクス研究会 主査 田村 耕司 様

コマツグループ在籍時のご経験をもとに、世界各地の工場の能力活用や各種リスクへの対応策の整備等によってフレキシブルなグローバル生産体制を拡充する「グローバル・クロスソーシング戦略」について話題提供をいただきました。また、研究会メンバーが在籍する各企業の現状や今後のあるべき体制等について、自由にディスカッションを実施しました。

研究会メンバーからのコメント(事後アンケートより)

『物流におけるグローバル化は、輸送に関連するコストを狙った市場の中で如何に最適化するかが重要であり、付加価値とのバランスを考えた物流戦略を適用していくことが非常に重要であると感じました。』

『「当たり前に言われていることを、立ち止まってもう一度考える」機会を田村主査から教えて頂き、僅かな時間でしたがチームで討議できたことが良かったです。』

ロジスティクス研究会概要・参加メンバー

■ロジスティクス研究会の概要・詳細は以下よりご確認いただけます。
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■2024年度参加メンバー企業一覧:21社22名(社名50音順/2025年2月現在)
アセットソリューション、インターシステムズジャパン、SBSリコーロジスティクス、
カリモク家具、コヒーレント・コンサルティング、ジョーンズラングラサール、
シンフォニアテクノロジー、親和パッケージ、セイノーホールディングス、大成建設、
つばさホールディングス、帝人物流、デロイト トーマツ コンサルティング、
トラフィックレンタリース、NTT AI-CIX、ハンナ、日野自動車、
ブリヂストン、Blue Rocket、ベネッセコーポレーション、ホンダ運送

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