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物流コスト適正化が課題のトップ― 物流DXへの対応も課題の上位に ―(2024年度JILS会員アンケート調査)

お知らせ詳細

お知らせ

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(略称JILS)では、JILS会員を対象に、ロジスティクスの現状や課題、今後の事業展開に向けたニーズ、JILS活動の評価確認を主な目的として、アンケート調査を実施しています。2024年末に実施した本調査の集計結果概要をまとめましたのでご報告いたします。会員各位よりお寄せいただいた貴重なご意見をもとに、JILSは今後も事業を展開してまいります。

-調査概要-


■目的
  ・会員のロジスティクスの現状・課題調査
  ・今後の事業展開に向けた顧客ニーズ調査
  ・JILS活動の評価確認
■調査方法
  メール案内、WEB回答方式
■調査期間
  2024年12月2日(月)~12月13日(金)
■調査対象・回答状況
 調査対象:法人会員  1,057社/登録者 2,229名
      個人会員  62名
 回収状況(括弧内は前年):
      有効回答数 309件(317件)/280社(289社)
 回答率:回答者数/調査対象者数:13.5%(15.4%)
     回答社数/調査対象社数:26.5%(27.7%)

 -調査結果のトピック-


■回答者の半数以上が「物流コスト適正化(物流コスト改善)」を課題と回答
ロジスティクスやSCMを推進するうえでの課題として、回答者の53.4%が「物流コスト適正化(物流コスト改善)」と回答しました。2023年度調査時の47.0%から、その割合はやや増加し、依然として全体のトップとなりました。また、「物流・ロジスティクス分野におけるDXへの対応」(27.2%)は昨年から順位を上げ、「人材の育成、HRM」(21.7%)や「ドライバー不足への対応」(20.7%)を超えて全体の2位となりました。

■荷主経営層における物流への理解に進展の傾向
荷主企業の主に経営層における物流に対する認識について、「物流はコストであり、コスト削減が最優先事項」(41.6%(前年調査47.3%))への回答が減少し、「物流は協調領域であり、同業他社との連携が重要」(57.8%(前年調査42.0%))への回答が、大きく上昇しました。また、「調達から販売を通じた自社の物流の全体最適が重要」(64.3%(前年調査62.7%))、「事業者や取引先による持続可能な物流構築が重要」(66.9%(前年調査63.3%))などへの回答も前年調査から上昇し、荷主企業におけるロジスティクスやSCMへの理解が進んでいることが期待されます。

■サプライチェーン別課題では、商慣習の見直しを求む声多数
サプライチェーン別の課題を自由記入にて伺ったところ、多くの回答が寄せられました。中でもリードタイムや納品条件に関する「商慣習の見直し」への回答が多く、物流の諸問題解決に向け、企業間で協力体制を築くことや、新技術を積極的に導入する必要がある等、改革・改善を求める声が多く寄せられました。

□集計結果概要はコチラ

【お問合せ】
公益社団法人 日本ロジスティクスシステム協会 
JILS総合研究所 青柳幸一
e-mail:aoyagi@logistics.or.jp

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