本文へスキップします。

H1

JILSニュース

お知らせ詳細

国際物流のコスト、動静・運行管理力を強化へ!~国際物流強靭化推進研究会7月会合報告

国際物流強靭化

国際物流強靭化推進研究会では、7月会合を7月4日に実施ました。

2023年度、JILSでは国際物流業務管理モデルを取り纏めました(アップデート中)が、このアウトプットを活用して、研究会メンバーの調達物流―域間物流(輸出入)―販売物流におけるQCD等の現状と今後(ありたい姿)を確認(事前アンケート)し、その結果を共有、グループディスカッションを実施しました。

◆アンケート結果の概略
全体として、「域間物流」領域での“現状”の主体的管理・取組は半数弱だが、“今後(ありたい姿)”は、約3/4の企業が主体的管理・取組を志向(①)。
内訳では、“今後”は「コスト」「動静・運行」の管理・取組を90%以上が志向、「法令・契約」、「品質・安全等」の管理・取組が75%、62%と続く(②)。
「調達・生産物流」「海外販売物流」領域共、“現状”の主体的管理・取組は14~21%程度(③)、“今後”も主体的な管理は半数に満たないが、一部領域や機能の関与を含めると、両領域共80%以上が関与を志向(④)(比較的「海外販売物流」が高い)。内訳では、両領域共「コスト」の管理・取組は高い(⑤)(一部関与を含め90%以上)。「調達・生産物流」領域では、「動静・運行」「その他(環境・BCP)」、「海外販売物流」では「法令・契約」が高い(⑥)。

 


◆グループディスカッションの概略と今後(8月会合)
国際海上輸送のコンテナやスペースの不足、ピークサーチャージ等が問題となっている中、動静可視化ツールを導入しても「見える化」だけでは意味がない、どう使いこなすか、各社の共通課題となっています。

動静可視化ソリューションはプラットフォーマを標ぼうするベンダー企業は増えているが、荷主が欲しい情報を提供出来ているか、入手できるか? 荷主はサプライチェーン全体の動きに活かせているか?単に結果が見えるだけではなく、本来は将来を予測して手を打てていることが荷主の期待、等々の意見が交わされました。

次回の8月会合(8/9)は、動静可視化ソリューションを導入している企業の1)導入に至った背景、2)導入後の現状・課題と今後の計画、3)追加考察(他社から知りたいこと、学びたいこと、導入してみてからの気づき・後悔・反省点)について共有します。
※期中参加も可能です。ご興味のある方は以下の担当までご一報ください。

担当:JILS総合研究所 遠藤、平山 customer@logistics.or.jp

一覧へ戻る