お知らせ
2026年09月14日 活動情報

「中長期計画」策定に向けた解説セミナー 第1回 開催レポート

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は、物流統括管理者およびその取組を支える担当者等を対象とした解説セミナー「中長期計画策定に向けた実務対応ロードマップ」の第1回「荷待ち・荷役等時間の短縮編」を、2026年7月31日に東京、8月6日に大阪で開催しました。
2026年4月に全面施行された物流効率化法では、前年度の取扱貨物重量が9万トン以上の荷主等が特定荷主等として指定され、物流統括管理者の選任、中長期計画の作成・提出、定期報告等が求められます。2026年度の中長期計画の提出期限が10月末に迫るなか、本セミナーでは、制度対応を提出書類の作成だけで終わらせず、自社の物流改善につなげるための考え方を身につけていただくことを狙いとして開催いたしました。
会場ごとに株式会社日本能率協会コンサルティングの沼田千佳子氏、刈谷優孝氏による講義に加えて、自社の法対応状況を整理するワークと、参加者同士のグループディスカッションを行いました。

■参加者の声

東京・大阪両会場の事後アンケートには計54件の回答があり、このうち41件(75.9%)が「大変満足」または「満足」との回答でした。以下、参加者から寄せられた声の一部を紹介します。
「情報が整理しきれていなかった点が少し解消され、今後対応すべきことの優先順位を考えるうえで参考になった。改善の際の着眼点となる事例も参考になった」
「改善に向けたアイデアやポイントが参考になった。『上流部門』を巻き込んで全社で動くこと、社内の商習慣や取引先との関係を見直す機会であることを改めて実感した」
「直接講師に疑問点を伺えたことに加え、他社が持つ疑問や不安、各社の取組を聞くことができ、大変参考になった」
一方で、KPIをどの部門が主体となって管理するのか、目標値をどのように設定するのか、投資と費用対効果をどう整理して社内を説得するのかといった、実行段階の悩みも示されました。中長期計画の記載例やサンプル、改善レベルが進んだ企業の事例を求める声もあり、制度の理解から具体的な計画・実行へと関心が移っていることがうかがえます。

開催の様子(東京会場)

■ 今後に向けて

荷待ち・荷役等時間の短縮は、時間を計測して設備を導入するだけでは実現しません。物流データを継続的に把握する体制を整え、発注・納品条件や社内の役割分担を見直し、取引先や物流事業者と調整を重ねることが必要です。今回の自由記述からも、物流統括管理者とそのサポート部門が、部門横断で取組を動かすための情報と仲間を求めていることが明確になりました。
J-CLOPでは、今後も物流統括管理者およびその取組を支える皆様に向けて、実務に役立つ情報の提供、具体的な事例の共有、企業間の情報交換と人的ネットワーク形成の機会を提供してまいります。

【J-CLOPメンバー企業募集のご案内】

J-CLOP(物流統括管理者連携推進会議)では、メンバー企業を募集しています。特定荷主・特定連鎖化事業者をはじめとする荷主企業(荷主メンバー)と、物流事業者・ソリューションベンダー・研究機関等(共働メンバー)が参加し、取組状況の調査・共有、企業間の情報交換、広報・情報発信、人材育成プログラムの企画・実施に取り組んでいます。

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