JILSニュース
2026.08.12 HRM推進研究会

現場管理力を高める人財育成のポイント─物流企業のHRM推進研究会7月会合報告

本研究会は、物流企業の経営管理、総務・人事部門の担当者が月例で集まる会合です。物流の課題解決に貢献するHRM(人的資源管理)の施策検討と共有を目的としています。

第2回会合を 7月16日(木)に実施しました。
前半では以下8つのテーマからメンバーそれぞれが取り組みたいテーマを選択し5グループにわかれてのディスカッションを行いました。
後半では、「現場管理力を高める人財育成のポイント」と題して、合同会社Kein物流改善研究所代表社員仙石惠一氏にご講演いただき、講演内容についてグループディスカッションを実施しました。

テーマ1 目指す人材像の具体化、浸透、実現
テーマ2 優先度の高い人材確保に向けた採用・配置
テーマ3 事業課題を解決するための人材育成
テーマ4 人事評価制度(目標設定、評価、フィードバック)の運用
テーマ5 従業員の働きがいやエンゲージメントの向上、離職の低減
テーマ6 従業員のキャリア開発
テーマ7 多様な人材(女性、高齢者、外国人、障がい者等)の活躍
テーマ8 創業理念、経営理念の浸透

前半グループディスカッションについて

・優先度の高い人材確保に向けた採用・配置
・事業課題を解決するための人材育成
・人事評価制度(目標設定、評価、フィードバック)の運用
・従業員の働きがいやエンゲージメントの向上、離職の低減
・創業理念、経営理念の浸透
の各5グループにわかれ、自社課題や取り組み内容の共有を中心にディスカッションしました。

 参加者のコメント

・他社様の先行事例の一端をお聞きでき、当社の今後の人材育成施策に活用できそうと感じた。
・共通の興味あるテーマでのディスカッションであったことから、各社の現状の共有や質疑応答などかなり活発に議論ができた。また、評価制度そのものについてももちろんであるが、運用面や賃金制度の部分についても議論ができたことは、ためになったと感じる。

後半講演内容とグループディスカッション

「現場管理力を高める人財育成のポイント~現場管理(GK)と管理技術を伝授せよ~」合同会社Kein物流改善研究所代表社員仙石惠一氏講演のポイント

・物流業界には体系的な人財育成の仕組みが不足している
・製造業の強さの源泉は「現場管理」と「人財育成」
・物流現場の主な課題
・方策1:人を教えられる現場監督者を育成する
・作業管理・工程管理・現品管理・品質管理の重要性
・方策2:IE・QCなどの管理技術を教え込む
・方策3:物流エンジニアリングを経験させる
・具体的な育成方法

参加者のコメント

・「物流人材」とはどういうことなのかが今までよくわかりませんでしたが、具体的に現場管理を数値で測れ、改善できる点を具体的に提案でき、働きかける事ができる人材とイメージができ、人材像の輪郭が以前よりはっきりしてきました。大変参考になるお話を有難う御座いました。
・今後の物流において、物流会社側が荷主への提案をしていかなければならない中で、現場管理力を高めていかなければならない危機感を感じた。まずは管理者レベルが異常に気づくことができないと、良い・悪いの判断がつかないので管理職向けに基本知識を身につけさせるための研修が必要だと思っている。その後、中間・若手社員にも学ぶ機会を与え、現場管理者としての改善活動が当たり前の状態にしていきたい。

物流企業のHRM推進研究会について

本研究会はHRMの実践方策や産業界におけるロジスティクス・物流分野の課題解決に貢献するための情報共有・施策の検討および人的ネットワークの形成支援を目的としています。年度の途中からのご参加もお待ちしておりますので、是非ご検討ください!
物流企業のHRM推進研究会の詳細は以下よりご確認いただけます。
物流企業のHRM推進研究会ホームページ

担当:中川綾子