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コースの位置づけ

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職業能力開発総合大学(PTU) 校長東京工業大学名誉教授 圓川隆夫

SCMについてのランキングに世界的な調査会社Gartnerが毎年発表するSupply Chain Top25があります。これは2010年にはじまったものですが、直近の2020年までその間日本企業の名前は2014年トヨタの24位の1回限りで、改善や現場の見える化で“ものづくり”の工業化社会では世界をリードした日本企業の名前はあがってきません。なぜでしょうか。

今でも日本企業は現場の力は世界一流で地道な改善を積み上げていく一方、海外のライバル企業は、強力な”もの“から”コト“のビジネス戦略とDX(デジタル・トランスフォーメーション)によるサプライチェーン全体の見える化とSCM理論に基づく価値創造のもとに一気に勝者となる傾向が見られます。この課題を克服するためには、トップマネジメントを巻き込みつつ、部門や組織の壁を越えて大胆な戦略的SCM のプランを立ち上げることが不可欠でしょう。

本講座は、2010 年に東京工業大学を中心に集まったSCM の第一線で活躍されている企業の方々や教育・研究者の議論の中から立ち上げられました。そこから今日まで、業種や専門の壁を超えた多様な約500名の修了生を世に送り出し、その同窓生のネットワークも世界に広がっています。この輪自体も本講座の価値を構成する財産です。

現在、新型コロナウィルスが世界中で蔓延し、社会経済に大きな打撃となっています。このような世界を揺るがす緊急事態は、リーマンショックがそうであったように、歴史のプロセスの早送りや変革(例えばGAFAの台頭)をする絶好のチャンスでもあります。そうした機会を捉えて、戦略的なビジネス改革に果敢に取り組もうとする方々は是非、本講座の受講をお勧めします。我々講師陣とともに、改革実現のための具体的な切り口を見出していきましょう。

このような方に受講をお勧めします

極めて戦略的であり、かつ経営的な重要性をもつSCMの構築や改革は、経営的な視点、言い換えれば総合的、鳥瞰的な視点をもって、全社的な立場から推進されなければなりません。そのためには経営トップの積極的理解と優れたプロジェクトリーダーの存在が不可欠です。また、情報システムのリーダーがSCMについて理解し、システム構築がされることも重要な要素です。

このような観点から、このコースは経営幹部や、特に経営企画部門のスタッフの方々と共に、全社的な情報システムの企画・構築に当たられる方々にも受講していただきたいと考えています。

また、すでに企業等において、サプライチェーンに関する業務の経験を持ち、解決すべき課題や問題意識を持っている経営者や中堅幹部社員の方々、システム部門の方々に参加いただいて、専門的な知識の習得と実務に即した能力を身につけていただきたいと考えています。

過去の受講者の所属部門(一部)

・外資系メディカルメーカーSCM部門
・電機メーカー生産管理部
・ゼネコン国際プロジェクトチーム
・食品業SCM推進グループ
・商事会社物流企画部
・商社系ロジスティクス企業
・コンサル会社事業開発コンサルティング部門
・物流ソフトウェアベンダー開発部
・化学メーカー戦略サプライチェーン部
・流通業SCM本部
・国際物流業経営企画部門

受講者の感想(一部)

●「SCMを志す仲間 メーカー、物流業、コンサルタント、など、さまざまな職種の方と、多様な問題意識をぶつけ合うことができた。」
  物流業ネットワークデザイナー

●「全体のプロセスを見て問題を認識することが、解決策を生み出し、企業の成功へ導くスタート地点だということを、グループ課題演習での議論を通して学びました。」
  外資系製造業SCMマネージャー

●「SCMに関心を持つ講師、グループメンバー、クラスメンバーと交流でき、コース終了後も繋がるきっかけを作れたことは最大の収穫です。」
  メディカル企業SCM部門

●「ORの考え方など、文系の自分にはなじみのなかった分野を知ることができ、積極的に習得したい考え方が見つかった。」
  コンサルティング会社SCMコンサルタント