2024.05.24
2024年問題
「時間外労働960時間規制に対するトラックドライバーの意識調査 」調査結果の公表
日本ロジスティクスシステム協会(JILS)では、働き方改革関連法により2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限規制が適用されることで生じる諸問題、いわゆる「物流の2024年問題」に関連して、時間外労働960時間規制に関するトラックドライバーの意識調査を実施いたしました。
本調査は、トラックドライバーの時間外労働960時間規制に関する意識や影響について理解すること目的としています。このたび、調査結果を公表しました。
「時間外労働960時間規制に対するトラックドライバーの意識調査」調査結果レポート
調査結果の全体概況
- 改善基準告示の改正について、78%のドライバーが認識している一方、22%のドライバーが認識していないと回答した。
- 時間外労働時間の上限年間960時間を12か月で割ると1月あたりの上限は80時間となる。
本調査では、回答者の27%が80時間以上の時間外労働を行っている。 - 規制による不安は、年齢、性別、ドライバー歴、残業時間などによって異なるが、特に「収入減少」や「業務の忙しさ」に対する不安が多い。 一方で、全体の31%は「不安はない」と回答した。
- 規制による期待は、年齢、性別、ドライバー歴、残業時間などによって異なるが、特に「労働環境の改善」と「余暇の時間の増加」に対する期待が多くの層で共通していることが示された。 一方で、全体の27%は「期待はない」と回答した。
- 全体として、規制は否定的に受け取られている傾向があるが、「滞在時間の削減」には良い影響が期待されている。
- この規制がトラック業界に長期的に及ぼす影響を評価するために、さらなる縦断的研究が必要だと考える。
調査の実施概要
- 目的
トラックドライバーの時間外労働960時間規制に対する期待と不安を調べ、情報を共有する。 - 調査期間
2024年3月26日(火)~3月31日(日) - 調査方法
アンケート票への記入(無記名) - 調査対象
関西圏運送事業者3社のトラックドライバー - 回答者数
51名
調査結果の詳細は、調査結果レポートをご参照ください。