物流分野に活かす女性活躍推進のヒント~制度動向と建設業界の実践事例を共有~ ─女性活躍推進研究会9月・10月会合報告
本研究会は、物流事業者、物流子会社および荷主企業の物流・ロジスティクス部門等で、女性活躍推進に携わる方が月例で集まる会合です。女性を含む多様な人材が働きやすく、働きがいを持って活躍できる職場づくりについて共に考え、各社が抱える課題や取り組みの検討と共有を目的としています。
2026年度の第1回会合は、2026年9月8日(火)に開催しました。
9月会合は研究会主査の株式会社NX総合研究所大原みれい氏より基調スピーチスピーチをいただきました。また、ゲストスピーカーとして厚生労働省の吉田麻衣氏をお招きし、「女性活躍推進の現状と、今後に向けて」をテーマにご講演いただきました。あわせて、参加メンバーによる自己紹介およびオリエンテーションを実施しました。
続く10月会合においては、日本建設業連合会「けんせつ小町」の幹事メンバーである清水建設株式会社の西岡真帆氏をお招きし、「けんせつ小町のこれまでの活動経緯」をテーマにご講演いただきました。また、講演内容を踏まえ、参加メンバー間で意見交換を行いました。
9月会合の活動内容(9/8):基調スピーチとゲストスピーカー講演
発表①:2026年度女性活躍推進研究会について
発表者
研究会主査 株式会社NX総合研究所 大原 みれい 氏
発表のポイント
JILSにおけるこれまでの女性活躍に関する取り組みの共有や、なぜ今女性にフォーカスするのか、ダイバーシティ推進の目的等をご説明いただきました。また、研究会参加にあたり、物流・ロジスティクス分野における女性活躍の現状課題を共有いただき、研究会で議論していきたいことについてご発表いただきました。
発表②:女性活躍推進の現状と、今後に向けて
発表者
厚生労働省 雇用環境・均等局 雇用機会均等課 吉田 麻衣 氏
発表のポイント
女性の就業状況や管理職比率、男女間賃金差異などのデータをもとに、女性活躍を取り巻く現状と課題について説明いただきました。
あわせて、女性活躍推進法の概要や法改正のポイント、企業に求められる情報公表や認定制度について解説いただきました。
さらに、採用・定着・育成・登用における課題への対応策や、女性の健康課題への配慮、ハラスメント防止を含めた職場環境整備の重要性についてご紹介いただき、持続的な人材確保に向けた示唆を得る機会となりました。
10月会合の活動内容(10/6):ゲストスピーカー講演とグループディスカッション
発表:けんせつ小町の活動紹介
発表者
清水建設株式会社 コーポレート企画室 主席マネージャー 西岡 真帆 氏
発表のポイント
建設業界では労働力不足や高齢化を背景に、女性の定着・活躍・入職促進を重要課題と位置づけ、「けんせつ小町」の活動を中心に職場環境整備やキャリア形成支援、情報発信などの取り組みを進めてきました。
また、「女性が働きやすい職場は誰もが働きやすい職場である」という考えのもと、多様な人材が活躍できる環境づくりを推進している点がポイントとして挙げられていました。
建設業界の課題や取り組み事例は物流・ロジスティクス分野にも共通する課題解決のヒントとなり、人材確保や定着、働き方改革など示唆いただきました。
参加者のコメント
・経営層を巻き込んで活動する難しさを皆抱えていることも確認でき、建設業と物流業で業種は違えど、感じている事は同じだったことがわかりました。お聞きした内容については、社内で共有し少しでも男性女性の隔たりをなくす活動につながるように取り組んでいきたいという風に考えております。
・西岡氏の講演のうち、女性だけが働きやすい環境づくりを目指すのではなく、誰もが働きやすい環境づくりを目指すべきであるという話が特に印象的でした。
・他業界のお話を聞く場が限られている中、共通点も多い建設業界のお話をお聞きすることができ非常に参考になりました。
2026年度参加企業(7社9名)
アサヒロジスティクス(株)、クボタロジスティクス(株)、グリコ栄養食品(株)、日本ロジテム(株)、(株)パスコ、日立建機ロジテック(株)、本田技研工業(株)
女性活躍推進研究会について
本研究会は、女性を含む多様な人材が働きやすく、働きがいを持って活躍できる職場づくりについて共に考え、各社が抱える課題や取り組みの検討と共有を目的としています。
年度の途中からのご参加もお待ちしておりますので、是非ご検討ください!
女性活躍推進研究会の詳細は以下よりご確認いただけます。