ANA Cargo「成田空港貨物ハンドリング施設」オンライン見学会レポート
日本ロジスティクスシステム協会では、11月18日にANA Cargo成田空港貨物ハンドリング施設のオンライン見学を行いました。国際物流管理士資格認定講座のカリキュラムの一環として行われたもので、今期の受講者と講師が参加をしました。
オンライン見学では、Zoomのライブ映像を通じて各所の様子を見学。ANA Cargoの協力のもと、各施設の作業内容が解説され、活発な質疑応答が行われました。
オンライン見学の内容
今回オンラインで見学した施設
成田空港全体図やANA Cargoの成田空港上屋の概要説明、航空機やコンテナの構造、航空会社の業務領域について詳しい解説がなされました。オンライン見学ではリアルタイムの映像を通じ、各施設の現場作業を見学しました。
成田空港貨物ハンドリング施設(第8上屋)
成田空港貨物ハンドリング施設では、航空機への貨物搭載・取降ろし、税関・検疫などの通関手続き、検査を行います。また、貨物を日本でトランジットする三国間貨物の接続も行われています。
特殊な貨物としては、動物、医薬品、楽器、美術品など取り扱いが難しいものや、完成車のような大型貨物など、多岐に渡る荷物が取り扱われます。
完成車輸送:大型貨物も輸送される。
動物輸送:コンテナで動物が快適に過ごせるよう温度を管理。
医薬品輸送:厳密な温度管理が必要な医薬品輸送にも対応。
ANA Cargoでは、2024年10月よりAGV(無人搬送車)を導入し、運搬作業を自動化することでスマートな空港貨物上屋オペレーションを実現。AGVの長時間稼働により、作業が大幅に効率化し、人的エラーを低減しや安全性の向上が図られています。
その他にオンライン見学で視察した内容
- トラックによる貨物搬入
- 書類チェック(危険物対応など)
- 航空機への貨物積み付けの調整・準備
- 上屋での貨物蔵置およびAGVによる搬送
参加者の感想
- 航空会社の実際のハンドリングの部分を直接確認ができてとても勉強になりました。
- 空港内の物流業務に関して、非常に大きな規模で自動化していることに驚きました。それと同時に、大規模な自動化には対象製品サイズの規格化が必須であると感じました。
- 外部の人間ではなかなか目にすることができないであろう事務所内での書類の流れや作業の流れまで細かく見せていただき、とても参考になりました。
事務局所感
今回のオンライン見学を通じ、航空貨物輸送の現場における高度なオペレーションや安全管理の重要性を理解する貴重な機会となりました。オンライン見学の実施にご協力いただいた、ANA Cargo様ありがとうございました。
国際物流管理士資格認定講座について
国際物流分野における専門知識と管理技術を体系的に学び、グローバル展開に不可欠な人材を育成することを目的とした講座です。1979年の開講以来、延べ1,678名の「国際物流管理士」を輩出し、産業界から高い評価を受けています。
第47期となる本年度は、コロナ禍以降初めて集合研修を一部再開し、現在第6単元まで進行中です。本講座は例年9月に開講し、翌年3月に認定証授与式を迎えます。
講座の詳細は以下よりご確認いただけます:
https://www1.logistics.or.jp/education/ilm/
講座担当:中川綾子
