本文へスキップします。

H1

加工食品サプライチェーンのニューノーマルの在り方-食品ロジスティクス研究会 7月会合報告

お知らせ詳細

食品ロジ研

2021年度の食品ロジスティクス研究会は7月会合(第3回)を7月8日(木)に実施しました。
7月会合では、加工食品産業を中心として「新型コロナウイルスの影響と今後の産業の見通し」を
(株)みずほ銀行(産業調査部)様に、流通小売の視点から現状の物流課題および今後の製造業との
連携の在り方を中心とした「グループと自社の物流・安定供給の課題」を大手小売業様にお話いただき、
意見交換を実施いたしました。

 1.実施概要
1)日  時 2021年7月8日(木)15:00~17:00
2)開催方式 Zoomによるオンライン開催
 ※新型コロナウイルス感染状況を鑑み、オンラインのみでの実施と致しました。

 2.実施内容
1)発表①「新型コロナウイルスの影響と今後の産業の見通し」
 ■発表 (株)みずほ銀行(産業調査部)
 ■概要 (1)今後の経済・産業の見通し     
     ・国内需要は外食の戻りに伴って回復するも、人口・世帯数減による頭打ちが不可避 など
    (2)グローバルな潮流の変化と日本産業への影響(デジタル化とサステナビリティ含)     
     ・食品バリューチェーン全体でのGHG削減への取り組みが求められる     
     ・日系食品・飲料メーカーは主に、Scope1、2で目標を掲げて削減を推進    
     ・グローバル食品・飲料メーカーは、Scope3削減で国内メーカー対比先行 など  
 ■事後アンケートでのコメント(抜粋)    
     ・マクロ的な視点で全体を理解する機会は中々乏しいのが実情で、非常に参考になりました     
     ・日本における中長期の成長性の低さ、ポストコロナの内需縮小予想に危機感を強くした。    
     ・コロナ後の予測、特に外食・中食・内食について非常に参考になった。
      他業種を参考に将来の予測を立てる事もあるため、全体を把握出来きて貴重な機会となった。   
     ・コロナ後は、従来の生活・業務形態に戻ることなく、むしろ様々な課題解決が一層急務となることを再認識できた。  
     ・サステナビリティへの取り組みについては当社およびグループでも取組みを開始したところであるが
      Scope1.2までしか絵が描けていないのが実情である。Scope3の全体像が出ていたA社事例の内容は
      今後の商品開発における考え方の参考となった。
2)発表②「グループと自社の物流・安定供給の課題」
 ■発表 大手小売業 SCM部長  
 ■概要  
     グループと自社のセグメント、主要商品について
     ・抱える物流課題と取り組みはじめたこと
     ・需要予測の取り組みと課題
     ・中期・長期の考え方と取り組み
■事後アンケートでのコメント   
     ・小売業の立場からサプライチェーン改革に奮闘され、我々メーカーと同様の悩みを抱えていることを知り参考なった。
     ・物流の最適化を図るために様々な取組みをされていることが参考になった。   
     ・自社の状況を客観的に把握され、デジタル化に取り組んでいる点が参考になった。
     ・大手小売グループとしての物流課題や災害に備えての備蓄等が参考になった。
     ・需給管理について、製造業と同じよう小売業でも課題を抱えていることが理解できました。
      両者が連携して課題解決できることを期待します。

※2021年度食品ロジスティクス研究会の概要・詳細はこちらをご参照ください。

一覧へ戻る