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厚生労働省へ「医薬品流通の効率化と安定化に関する提言書」を提出いたしました。

お知らせ詳細

お知らせ

日本ロジスティクスシステム協会(JILS)業種別DX実装検討WG(医薬品)では、2024年3月28日に厚生労働省へ「医薬品流通の効率化と安定化に関する提言書」を提出いたしました。
医薬品流通の効率化と安定化に関する提言書.pdf

業種別DX実装検討WG(医薬品)とは

超高齢化社会において、生活者の安心・安全な暮らしを創出するためには、安定した医薬品の供給が不可欠であります。医薬品流通の在り方について、物流危機が叫ばれる今だからこそ官民一体となり検討を加える必要があります。これらの認識から有志が集い、JILSの活動として2021年4月に「業種別DX実装検討WG(医薬品)」を発足しました。

提言書の概要

・平時・有事における医薬品供給網の整備
平時はもちろんのこと、特に大地震や洪水といった自然災害をはじめとする有事の際に医薬品の供給が滞ると十分な治療を受けることができず、患者の健康や衛生、延いては生命に悪影響を及ぼすことになりかねません。医薬品の安定かつ確実な供給は国民生活において必要不可欠なものであります。

・医薬品の適性流通(GDP)ガイドライン準拠の必要性
流通工程における医薬品の保証性を確保するためのガイドラインとして「医薬品の適性流通(GDP)ガイドライン」(以下、GDPガイドライン)が定められていますが、強制力を伴うものではありません。しかしながら、医薬品は人体に取りこむその製品性質上、高水準の品質保証が求められます。あわせて医薬品の情報について業界全体でのトレーサビリティの連携も必須です。

・物流の2024年問題への対応
働き方改革関連法によって「運べないリスク、安定供給へのリスク」をはじめとするさまざまな問題が発生することが懸念されています。

上記の背景ならびに課題を踏まえ、厚生労働省へ以下①②を提言いたしました。
①課題解決のための公的会議体の設立
②医薬品物流の高度化・効率化に向けた行政の積極的な関与

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