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2023年度JILS会員アンケート調査「物流コスト適正化(物流コスト改善)が課題のトップ ― 商慣習の見直しを求める声も多数 ―」

お知らせ詳細

お知らせ

2023年度JILS会員アンケート調査
物流コスト適正化(物流コスト改善)が課題のトップ ―商慣習の見直しを求める声も多数―


公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(略称JILS)では、JILS会員を対象に、ロジスティクスの現状や課題、今後の事業展開に向けたニーズ、JILS活動の評価確認を主な目的として、アンケート調査を実施しています。2023年末に実施した本調査の集計結果概要をまとめましたのでご報告いたします。
会員各位よりお寄せいただいた貴重なご意見をもとに、JILSは今後も事業を展開してまいります。

-調査概要-

■目的
 ・会員のロジスティクスの現状・課題調査
 ・今後の事業展開に向けた顧客ニーズ調査
 ・JILS活動の評価確認
■調査方法
  メール案内、WEB回答方式
■調査期間
  2023年12月5日(火)~12月20日(金)
■調査対象・回答状況
 調査対象:法人会員 登録者 2,054名
        個人会員 59名 / 計2,113名
 回収状況(括弧内は前年):
  有効回答数  317名(264名)/289社(247社)
  回答率   15.4%/27.7%

 
-調査結果のトピック-

■回答者の約半数が「物流コスト適正化(物流コスト改善)」を課題と回答
ロジスティクスやSCMを推進するうえでの課題として、回答者の47.0%が「物流コスト適正化(物流コスト改善)」と回答しました。2022年度調査時の54.9%から、その割合はやや低下しましたが、依然として全体のトップとなりました。また、「ドライバー不足への対応」(27.4%)、「物流の2024年問題への対応(ガイドライン対応含む)」(17.7%)も課題認識として高い傾向がみられました。

■荷主経営層における物流への理解に進展の傾向
荷主企業の主に経営層における物流に対する認識について、「調達から販売を通じた自社の物流の全体最適が重要」(62.7%(前年調査61.9%))、「事業者や取引先による持続可能な物流構築が重要」(63.3%(前年調査57.1%))、「物流は環境やSDGsなど社会課題解決の鍵となる」(52.0%(前年調査46.0%))などへの回答が、前年調査から僅かながら上昇の傾向が見られました。荷主企業におけるロジスティクスやSCMへの理解が進んでいることが期待されます。

■サプライチェーン別課題では、商慣習の見直しを求む声多数
サプライチェーン別の課題を自由記入にて伺ったところ、多くの回答が寄せられました。中でも「商慣習の見直し」に関する回答が多数を占め、2024年問題をはじめとする物流の諸問題解決に向け、抜本的な改革を求める声が多く寄せられました。


□集計結果概要はコチラ


【お問合せ】JILS総合研究所 青柳幸一 e-mail:aoyagi@logistics.or.jp

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