ロジスティクス全国大会2025

ロジスティクスで
未来を拓く
〜DXと連携が実現する次世代サプライチェーン〜

2025年 9月25日(木) 10:00~17:00(交流会~18:30)
2025年10月17日(金) 13:00~17:00(交流会~18:30)
会場 ベルサール虎ノ門/Liveオンライン

ロジスティクス全国大会は、業界の最前線で活躍する専門家や企業が一堂に会し、課題解決のヒントを共有する年次大会です。今年度は、DXと連携をテーマに、ロジスティクスに求められるDXを明らかにします。企業事例では、企業間連携を支える仕組みや自動化の取り組みを解説。特別講演には、ライター橋本愛喜氏を迎え、現場取材から見える物流の今を語ります。ロジスティクスの知見とネットワークを広げるこの機会ご活用ください。

プログラム

2025年9月25日(木)

セッション1(基調講演・事例講演)

時間 講演内容

10:00

10:05

開会挨拶

ロジスティクス強調月間推進委員会 委員長
(早稲田大学 名誉教授)
吉本 一穗

10:05

10:20

主催者挨拶

これからのロジスティクスのあるべき姿(仮)

公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 専務理事
寺田 大泉

10:20

11:20

基調講演

「DXと連携」による次世代サプライチェーン

株式会社野村総合研究所
執行役員 コンサルティング事業担当 システムコンサルティング事業本部長 産業グローバル事業本部副本部長
(公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 理事)
郡司 浩太郎 氏

株式会社野村総合研究所 執行役員 コンサルティング事業担当 システムコンサルティング事業本部長 産業グローバル事業本部副本部長(公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 理事) 郡司 浩太郎 氏
講演概要

デジタル化やAI技術により、業務プロセスの効率化、顧客接点の変革、商品・サービス開発の革新が進んでいる。一方、2024年問題を契機に物流問題解決の緊急性に光が当たり、自動運転技術やAIによる最適化等、物流DXの取組みも進展している。持続可能な次世代サプライチェーンの実現には、デジタル化を通じた物流業務革新を重要な経営課題として認識し、その解決に経営者がコミットしていく姿勢と覚悟が必要である。

11:30

12:10

物流DXの推進による企業価値創造と企業間連携の取り組み

F-LINE株式会社
上席理事 DXソリューション部長
荒田 光弘 氏

F-LINE株式会社 上席理事 DXソリューション部長 荒田 光弘 氏
講演概要

F-LINE設立におけるこれまでの成果と課題を交えながら、「持続的で価値ある物流品質をめざして」をスローガンに、更なる企業価値創造に向けた物流DXの取り組み事例とこれから目指すべきテーマについてお伝えします。

12:20

13:00

自動運転トラックで「共に支える」物流の未来

株式会社 T2
事業開発本部 本部長
國年 賢 氏

株式会社 T2 事業本部長 國年 賢 氏
講演概要

T2では2027年10月を目標に東京⇔大阪間の高速道路上における無人自動運転トラックの開発・運用を目指しております。あと2年後に迫っている実用化に向けて、現在の自動運転トラックの技術開発状況、課題、自動運転トラックを活用した、今後の未来・将来像について講演させて頂きます。

セッション2(パネルディスカッション・特別講演・交流会)

時間 講演内容

14:00

14:30

パネルディスカッション・キーノートスピーチ

企業間連携で切り拓く物流の未来
~標準化・効率化・法対応の最前線~

神戸大学 大学院
国際海事研究センター リサーチフェロー
(JILS業界別DX実装検討WG(日用雑貨)メンバー)
荒木 協和 氏

神戸大学 大学院 国際海事研究センター リサーチフェロー (JILS業界別DX実装検討WG(日用雑貨)メンバー) 荒木 協和 氏
講演概要

日雑業界では、1.1mのレンタルパレットが標準化されているものの、複数のレンタル会社が存在するため、空パレットの回収や仕分けに手間がかかっている。また、納品後のパレットの転用、滞留、紛失も深刻な課題となっている。こうした非効率を解決するには、メーカーから卸、販売店まで、業界全体でパレット管理のルールを統一し、情報共有プラットフォームを構築することが不可欠と考える。ユニットロードによる物流効率化のメリットを再認識し、サプライチェーン全体でのパレット協調体制を考察する。

14:30

15:40

パネルディスカッション

企業間連携で切り拓く物流の未来
~標準化・効率化・法対応の最前線~

【パネリスト】

株式会社あらた ロジスティクス本部 物流企画部 統括マネージャー 久保田 博 氏
花王株式会社 SCM部門 ロジスティクスセンター 統括部長 山下 太 氏
小林製薬株式会社 SCM部国内物流管理グループ グループ長 長岡 裕輔 氏
株式会社PALTAC 研究開発本部 本部長 専務執行役員 三木田 雅和 氏
ライオン株式会社 サプライチェーン企画本部 副本部長 兼 ロジスティクス政策部長 木村 忠彦 氏
(JILS業界別DX実装検討WG(日用雑貨)メンバー)


【コーディネータ】

野村総合研究所株式会社 プリンシパル アーバンイノベーションコンサルティング部 モビリティ・ロジスティクスグループ 森川 健 氏

パネリスト集合写真
ディスカッション概要

日本ロジスティクスシステム協会が主催する業界別DX実装検討WG(日用雑貨)での討議内容を踏まえ、今、企業に求められる取り組みについて、クロストーク形式で討議する。
【ディスカッションのポイント】
・企業間連携の視点から、標準化・効率化の視点での取り組み
・法改正の視点から、物流関連二法を受けての対応などの取り組み

15:55

16:55

特別講演

取材から見える物流業界 ~問題と課題~

株式会社Outliers
代表取締役
橋本 愛喜 氏

株式会社Outliers 代表取締役 橋本 愛喜 氏
講演概要

働き方改革関連法が施行されて1年半。トラックドライバーたちから聞こえてくるのは「労働環境は今でも全くと言っていいほど変わっていない」という声。一方、経営者たちからは、人手不足が解消されず悲鳴が上がる。FAX、手荷役、トラガール…古い商慣習の呪縛からいまだ逃れられない日本の運送業界。今本当に必要な「働き方改革」とは何なのか。参加者とともに考える。

17:20

18:30

交流会

Logistics Meetup

立食形式による懇親会

10月17日(金)

セッション3(2025年度ロジスティクス大賞 受賞記念講演・交流会)

時間 講演内容

13:05

13:10

2025年度ロジスティクス大賞について

ロジスティクス大賞 ノミネート委員会 委員長
(横浜国立大学 大学院 国際社会科学研究院 教授)
鈴木 定省 氏

13:10

13:25

2025年度ロジスティクス大賞 表彰式

プレゼンター
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 会長
(コマツ 特別顧問)
大橋 徹二

13:30

14:15

ロジスティクス大賞 技術革新特別賞

デジタルデータ・先端技術を活用した完全自動化倉庫実現によるドライバー・作業員不足への対応

花王株式会社
SCM部門ロジスティクスセンター ロジスティクス改革部
徳山 尚昭 氏

花王株式会社 SCM部門ロジスティクスセンター ロジスティクス改革部 徳山 尚昭 氏
講演概要

花王は、多様化する生活者のニーズに柔軟に対応できるマーケティングとモノづくりに向けて、需給計画や生産・物流機能の最適化・自動化とSCM一体運営など持続可能なサプライチェーンの構築に取り組んでいる。今回豊橋工場に次世代倉庫を稼働させたことで、サプライチェーン最適化と物流課題解決に向けた物流倉庫モデルを構築できたものと考えている。本講演では、デジタルデータ・先端技術を活用した完全自動化倉庫の詳細について説明をする。

14:25

15:10

ロジスティクス大賞 社会性特別賞

複数民間企業連携による東京港オフピーク輸送トライアルプロジェクト

株式会社クボタ
物流統括部・担当部長
武山 義知 氏

株式会社クボタ 物流統括部・担当部長 武山 義知 氏
講演概要

日本一のメガ港湾である東京港は、多様な要素により湾岸エリアの混雑が未だ続いており、ドライバーの長時間拘束やアイドリング中のCO2排出という課題を抱えている。そこで夜間等のオフピークタイムを活用し、内陸⇔東京湾エリアの輸送効率向上、湾岸エリアコンテナヤードの事前・午前中滞泊による混雑の回避、シャーシ共有化を織り込んだトライアルを、一社単独ではなく、複数企業による連合協業により実施し、湾岸エリアの混雑解消、運送会社におけるドライバーの負担軽減、車両効率向上による運送生産性向上、CO2削減による、環境への貢献、安全的なコンテナ輸送力の確保、シャーシ共有の実現推進を目的とし企画実行した。

15:20

16:05

ロジスティクス準大賞

機械部品業界のサプライチェーン在庫可視化によるロジスティクス最適化

株式会社ミスミグループ本社
DJシステム推進本部 本部長
山本 智博 氏

株式会社ミスミグループ本社 DJシステム推進本部 本部長 山本 智博 氏
講演概要

ミスミグループ本社は、機械部品在庫の分散に伴う業界全体の非効率を解消するため、ITを活用したサプライヤー連携による調達DX「D-JIT(ディージット)」を開発した。600社超のサプライヤーをつなぎ、ミスミの積算システムで市場全体の在庫を可視化。顧客への商品提供可能数量を12倍にし、見積表示・納期も圧倒的に短縮した。この取り組みは、業界全体の生産性向上だけでなく、ミスミにとっても新規需要の獲得を狙ったDXであり、利用社数、業績への貢献でスケール化にも成功した。

16:15

17:00

ロジスティクス大賞

共同輸送データベースの普及によるフィジカルインターネットの実現に向けて

一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会
代表理事
小島 薫 氏

株式会社traevo
代表取締役社長
鈴木 久夫 氏

一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会 代表理事 小島 薫 氏  株式会社traevo 代表取締役社長 鈴木 久夫 氏
講演概要

一般社団法人運輸デジタルビジネス協議会のワーキンググループ活動として株式会社traevoが連携して企画、開発、実証を行った「共同輸配送デジタルマッチングサービス(サービス名称 : traevo noWa)」について、サービス提供に至った経緯とその目的、今後の展開計画とともに究極の物流効率化として期待されているフィジカルインターネットの実現のための基盤として目指す姿をご紹介します。

17:20

18:30

交流会

Logistics Meetup

立食形式による懇親会

※都合により講演者、テーマ等、プログラムが変更になる場合がございます。

開催概要

会 期 2025年9月25日(木) 10:00~17:00(午前:セッション1、午後:セッション2)
2025年10月17日(金) 13:00~17:00(セッション3)
会 場 ベルサール虎ノ門(東京都港区虎ノ門2丁目2−1 住友不動産虎ノ門タワー 2F)
オンライン:Zoomウェビナー
料 金
(消費税込)
1セッションあたり(全3セッション)
日本ロジスティクスシステム協会 会員:12,100円/1名
上記会員外:15,400円/1名
有資格者優待:5,500/1名(日本ロジスティクスシステム協会主催 資格認定講座 有資格者)

申し込み

ロジスティクス強調月間
2025推進委員会 委員一覧

委員長 吉本 一穗 早稲田大学 名誉教授
副委員長 宮澤 典友 コクヨ(株) 執行役員 ビジネスサプライ事業本部長((株)カウネット 代表取締役社長)
副委員長 岡部 憲一 日本通運(株) 安全・品質・業務推進部長
委員 大原 康一 (株)あらた ロジスティクス本部 室長
委員 手塚 大輔 イオン(株) 執行役 物流担当
委員 田口 基 (株)NTTデータ 第三公共事業本部 デジタルプラットフォーム事業部 第一システム統括部 第一営業担当 部長
委員 阿部 直弘 大塚倉庫(株) コネクティッド本部 課長
委員 松下 健 (株)オプティマインド 代表取締役社長
委員 平林 孝之 経済産業省 商務・サービスグループ 物流企画 室長
委員 国土交通省
委員 竹下 博士 佐川急便(株) 東京本社 CSR推進部 CSR推進課 課長
委員 高光 巧一 (株)ダイフク 広報部 参与
委員 大久保 寛基 東京都市大学 デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 教授
委員 半田 尚也 トラスコ中山(株) 物流本部 物流改革部 部長
委員 麦谷 泰秀 日本貨物鉄道(株) 執行役員 鉄道ロジスティクス本部 営業統括部 営業部長
委員 嶋津 泰毅 日本郵便(株) ロジスティクス事業部 部長
委員 南 真人 日本マクドナルド(株) サプライチェーン本部 ロジスティクス部 統括マネージャー
委員 中條 太 NEXT Logistics Japan(株) 幹線輸送事業本部 本部長
委員 上口 隆一 (株)バローホールディングス 流通技術本部 物流部 部長
委員 小泉 秋桜子 (株)バンダイロジパル 執行役員 グローバル事業本部 グローバル統括部 ゼネラルマネージャー
委員 山田 洋之 丸紅ロジスティクス(株) 常務執行役員
委員 深井 高広 三菱商事(株) 食品流通・物流本部 物流開発部長
委員 幸重 太亮 (株)吉野家ホールディングス グループ商品本部 商品統括部 部長
委員 木村 忠彦 ライオン(株) サプライチェーン企画本部 副本部長 兼 ロジスティクス政策部長

所属・役職は7月時点