中部物流改善事例発表会2025 開催のご案内
中部物流改善事例発表会は、物流における改善事例を共有し、効率化や生産性向上、コスト適正化や標準化を推進し、労働力不足への対応、自動化・省人化の推進等の課題解決のヒントを物流の実務者同士が情報共有し合う場です。2025年度の本発表会では、7社7事例をご発表いただきます。
関係各位の積極的なご参加をお待ちしております。
開催概要
主催
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会
一般社団法人日本物流資格士会 中日本委員会
会 期
2025年11月26日(水) 13:10~17:00
※参加形式は開場集合もしくはオンライン視聴のどちらかを選択
会場:名古屋商工会議所 2階 大ホール (名古屋市中区栄2丁目10−1)
オンライン:Zoomウェビナー
発表事例
7事例
プログラム(予定)
13:10 ~ 13:15 |
開会 |
川北 俊信 中部物流改善事例発表会2025 実行委員会 委員長 |
13:15 ~ 13:35 |
発表1 |
組織を超えた連携で挑む、輸出業務の標準化(輸出業務プロセス革新)株式会社アイシン 生産企画部 勝又 洸太 氏
輸出業務における複雑な独自運用を標準工程へ集約し、業務パターンを58から6へ削減。企画部門が調整役となり、営業・物流・企画の三者が連携して改革を進めた。阻害要因を一つひとつ排除することで年間1,200時間超の工数削減を達成。部門間の壁を越えた連携を通じ、主体的に改善へ挑む文化が醸成され、全社的な意識改革へとつながった。 |
13:35 ~ 13:55 |
発表2 |
バース予約システム導入による荷待ち・荷役時間の削減井村屋株式会社 ISCMセンター 副部長 大川 博之 氏
物流関連法の改正を背景に、車両待機時間が最大60分発生する課題に着目。荷待ち・荷役時間を把握し削減する施策としてバース予約システムを導入した。運用の定着には社員教育や動画による手順説明を行い、利便性を高めた。結果として平均待機時間を28%削減し、作業効率化と安全性向上を同時に実現。業務標準化とシステム化により、持続的な改善効果を発揮している。 |
13:55 ~ 14:15 |
発表3 |
社内パレットの管理強化 ~見て見ぬふりから、しっかり管理~厚生産業株式会社 販売管理課 商品管理チーム 桑原 慎 氏
“放置されていたレンタルパレットを徹底的に調査・管理し、6月末時点で30万円の経費削減に成功。さらに取引業者見直しによりワンウェイパレット単価を20%削減、バース待機時間も15%改善した。経費削減の成果だけでなく、パレット=経費という意識改革が進み、各部署責任者との連携も強化。 2025年度は全社を挙げて「収益構造改革」に取り組んでいる。全員参画の経営理念を実践し、資材効率化と社内協力体制の構築を実現した。” |
14:15 ~ 14:45 |
質疑応答(発表1~3)、委員コメントおよび記念品贈呈、休憩 |
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14:45 ~ 15:05 |
発表4 |
改善提案の活性化による品質事故低減の取り組みブラザーロジテック株式会社 業務革新部 イノベーション課 山田 あゆみ 氏
「改善提案の活性化が事故件数の低減につながる」との仮説に基づき、組織的な施策を継続的に実施し、提案活動を推進。その結果、提案件数は増加し、品質事故件数は減少。両者のデータには一定の相関が見られ、取り組みの効果を実感できた。こうした施策により改善意識も高まり、将来的には自然に提案が生まれる風土を目指している。 |
15:05 ~ 15:25 |
発表5 |
システム開発で変わる現場オペレーション – ダンボールサイズ最適化による環境と効率の同時実現株式会社ミスミ 中日本流通センター 物流サービスグループ・センター長代行
商品ごとの正確なサイズを自動計測し、最適なダンボールサイズを自動判定し、作業者へナビゲートするシステムを開発。従来の目視や経験に依存した梱包作業から脱却し、梱包時間を11%短縮。さらに配送コスト削減、資材使用量の削減により年間8トンのCO2排出削減も実現した。DX推進による本取組みは、物流現場のスマート化と環境負荷低減を同時に実現し、今後は複数倉庫や自動梱包ロボットへの展開も期待される。 |
15:25 ~ 15:55 |
質疑応答(発表4~5)、委員コメントおよび記念品贈呈、休憩 |
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15:55 ~ 16:15 |
発表6 |
改善活動を活性化する風土づくり~全員参加で未来を創造~名港海運株式会社 物流センター統括部 アシスタントマネージャー 山崎 優理 氏
全社的な改善活動を2009年から展開してきたが、提案件数や改善の質の低下や、提出拠点・提案者に偏りがあることが課題となっていた。社員ひとりひとりが自業務に問題意識を持ち主体的に改善提案を行う風土づくりを目指して、報奨制度の活用、目標設定、事例共有や教育など、仕組みの改善に取り組んだ。 |
16:15 ~ 16:35 |
発表7 |
輸送包装の段積み基準変更・製品ダウンサイズ推進による海上コンテナの削減ヤマハ株式会社 物流システム部 企画管理グループ・主事 齋藤 孔明 氏
管理者不在で見直しが進まなかった輸送包装の基準に対し、物流部門が主導して改革を実施。段積み基準を変更・最適化し、製品ダウンサイジングを推進することで、ハイキューブコンテナの積載率を最大15%向上。海上コンテナ使用本数を削減し、環境負荷低減とコスト改善を両立した。さらに社内講座を通じて設計部門への改善意識を浸透させ、社内全体での包装改善の重要性を周知・定着させた。 |
16:35 ~ 16:51 |
質疑応答(発表6~7)、委員コメントおよび記念品贈呈 |
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16:51 ~ 17:00 |
閉会 |
中野 昭男 中部物流改善事例発表会2025 実行委員会 副委員長 |
※事情によりプログラム内容・名称等が変更になる場合がございます。予めご了承ください。
【発表事例・プログラム】
プログラムの詳細はパンフレットPDFをご覧ください。
【参加申込規程】
参加料金
日本ロジスティクスシステム協会会員 7,700円(税込)
上記会員外 16,500円(税込)
※会場参加とオンライン視聴参加の参加料は同価格です。
《有資格者優待》
当協会の資格をお持ちの方には以下の参加料金を適用いたします。
5,500円(税込)/1名
対象資格:ロジスティクス経営士、国際物流管理士、
グリーンロジスティクス管理士、物流技術管理士、
物流現場改善士
参加定員
150名(会場参加) 100名(オンライン参加)
その他
<支払い方法・キャンセル規定>
●WEB請求書で請求いたします。
●WEB請求書は原則としてお申込み手続きご担当者のE-mail宛に送付い たします。
それ以外をご希望の方は、協会への連絡事項欄にご指示ください。
●WEB請求書が届き次第、指定の銀行口座にお振込みください。
●お支払いは、原則として開催前日までにお願いいたします。
※開催後になる場合は、参加申込フォームの連絡欄に明記してください。
※開催前日までに参加料のお振込みがなかった場合でも、自動的に参加の取消とはなりません。
●振込手数料はお客様にてご負担願います。
●お申し込み後にキャンセルされる場合、下記の規定により、キャンセル料を申し受けますので、あらかじめご了承ください。
【キャンセル規定】
◇開催7日前~前々日…………………(消費税を除く)参加料の 30%
◇開催前日および当日…………………(原則として消費税を除く)参加料の全額
※参加申込をキャンセルする場合は事前に問い合わせ先にお申し出ください。
<オンライン参加について>
発表会会場での発表をオンラインライブ配信(Zoomウェビナー利用)いたします。
日本ロジスティクスシステム協会(以下「主催者」という)が定める「JILSオンライン研修受講にあたってご了承いただきたいこと」と、以下の事項に同意のうえお申し込みください。
●Zoomクライアントが使用できない場合はご参加いただけません。
●本発表会の参加者は申込時に登録した参加者に限定し、1人1台のデバイスでご参加いただきます。
●主催者に起因する事由や不測の事態により通信が中断した場合は、録画した本大会を期間限定で配信します。
●参加者に起因する事由により通信が中断した場合は、主催者は責任を負わないものとします。
●本発表会の録画、録音、撮影は禁止します。
●参加者により運営を妨げるおそれのある行為がある場合、対象者の参加を中止させることがあります。
【個人情報の取り扱いについて】
日本ロジスティクスシステム協会では、個人情報の保護に努めております。詳細は、当協会のプライバシーポリシーをご覧ください。なお、ご記入いただきましたお客様の個人情報は、本催しに関する確認・連絡・名簿の作成および当協会主催の関連催し物のご案内をお送りする際に利用させていただきます。