パレット管理や輸配送におけるデータドリブンの業務改革/国際航空フォワーディング成長の構造 ─ロジスティクスシステム研究会2月・3月会合報告
ロジスティクスシステム研究会では、第10回会合を2月21日(火)に、2022年度最終回の第11回会合3月14日(火)に実施しました。
上記2回の会合ではゲストを含む3社よりご発表をいただいたほか、第11回会合では2022年度の総括として、本研究会主査の田村耕司氏よりご講演をいただきました。
実施概要
第10回会合(2月)
1)日 時 2023年2月21日(火)14:00~17:00
2)開催方式 当協会会議室での開催とZoomによるオンライン開催の併用
3)発表テーマ
①「センサーデータを活用した物流業務改革の事例共有」(京セラコミュニケーションシステム)
②「航空貨物への取り組みと今後の課題」(NIPPON EXPRESS ホールディングス)※ゲスト
第11回会合(3月)
1)日 時 2023年3月14日(火)14:00~17:00
2)開催方式 当協会会議室での開催とZoomによるオンライン開催の併用
3)発表テーマ
①「求貨求車マッチングの実態と共同輸配送への取り組み」(ハコベル)※ゲスト
②「2022年度活動と今後への視点」(主査 田村 耕司 氏)
2月発表①:「センサーデータを活用した物流業務改革の事例共有」
1)発表企業:京セラコミュニケーションシステム(株)
2)発表のポイント
○物流業界における課題のおさらい
・人手不足、時間外労働規制、物流コスト上昇…
○“センサーデータを活用する”とは?
・「データドリブンの業務計画」が「後工程の効率化に圧倒的な効き目をもたらす」
○センサーデータの活用事例
○効果を出すために必要なしか
・システムのコスト(単価)と取り付けるアセット(パレット等)の数を考える
・パレットとセンサーデバイスを活用した取り組み
・省電力長距離無線「Sigfox」
2月発表②:「航空貨物への取り組みと今後の課題」
1)発表企業:NIPPON EXPRESS ホールディングス(株) ※ゲスト
2)発表のポイント
○因果関係からみたアプローチ
・「風が吹けば桶屋が儲かる」
○「繰り返し力」分析が貧富の差をもたらす
○「世の中の流れ」と「自分の立ち位置」について
・「時間の建付け」を意識する
・「ヒトと企業とグローバル社会の立ち位置」を意識する
・「海外からの情報」を探索する
3月発表:「求貨求車マッチングの実態と共同輸配送への取り組み」
1)発表企業:ハコベル(株) ※ゲスト
2)発表のポイント
○ハコベルの事業紹介
○マッチング事業の実態
・混載依頼のトライアル
・地域の空車情報可視化
○共同輸配送にむけての動き
・「フィジカルインターネット」実現へ
3月講演:「2022年度活動と今後への視点」
1)講演者:主査 田村 耕司 氏
2)講演のポイント
○年間の発表テーマ振り返り
○年間の発表テーマから考える今後への視点
ロジスティクスシステム研究会概要・参加メンバー
○ロジスティクスシステム研究会の概要
・2023年度より「ロジスティクス研究会」へ名称を変更します。
・2023年度の参加メンバー募集中!詳細は以下よりご確認いただけます。
○2022年度参加メンバー企業一覧:24社27名
アセットソリューション、アビームコンサルティング、伊藤ハム米久ホールディングス、
エコネクト物流、SBSリコーロジスティクス、カリモク家具、関東柳川合同運送、
京セラコミュニケーションシステム、鴻池運輸、コヒーレント・コンサルティング、
ジョーンズラングラサール、シンフォニアテクノロジー、住化ロジスティクス、西濃運輸、
大成建設、帝人、東芝デジタルソリューションズ、トラフィックレンタリース、日本貨物鉄道、
ハンナ、ピー・アイ物流企画、日立製作所、日野自動車、ベネッセコーポレーション